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東京11Rの第18回ヴィクトリアマイル(4歳以上GI・牝馬・芝1600m)は4番人気ソングライン(戸崎圭太騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒2(良)。アタマ差の2着に3番人気ソダシ、さらに3/4馬身差の3着に1番人気スターズオンアースが入った。

ソングラインは美浦・林徹厩舎の5歳牝馬で、父キズナ、母ルミナスパレード(母の父シンボリクリスエス)。通算成績は14戦6勝。

レース後のコメント
1着 ソングライン(戸崎圭太騎手)
「人気馬が前にいてそれを見る形で行き、しっかり反応して伸びてくれました。スタートは気をつけていて上手く決まりましたが思ったよりも位置取りが後ろになりました。馬場の外を走りたかったのですが、内に入りこんでしまいました。馬は馬場が緩くてもきちんと走ってくれました。この馬場をこなしているようで手応えも十分あったので大丈夫だろうと思い、馬を信じて内を選択しました。最後は出てくれたと思いました。私はこれでGI・10勝目となりました。もっと早くに達成できればよかったのですがコツコツと頑張って11勝目を目指したいと思います。ソングラインは安田記念を勝って能力は高いと見ていました。勝てたことをすごく嬉しく思いますし、今後もソングラインに期待したいと思います」

(林徹調教師)
「素晴らしいメンバーのレースで差してきて、改めて強さを感じました。交わしたかという時は何と言ったらいいか、頭が真っ白になりました。サウジアラビアで皆さんに申し訳ないレースをして、何とか巻き返さないといけないと思っていて、運動量を増やすなど祈るような思いでした。自分で体を仕上げるタイプで、きっちり仕上がりました。5歳になって心身ともにどっしりとしてきて、プラス体重も許容範囲でした。ゲートはまず出てくれて良かったです。馬場傾向は外差しだと思っていましたが、内をすくったので祈るような思いで見ていました。ジョッキーは3週連続で乗って手応えを感じていましたし、とにかく良いレースができました」

2着 ソダシ(D.レーン騎手)
「外枠からいいスタートが切れて理想の競馬ができました。直線に入っても手ごたえが良く、勝ち負けの自信がありました。最後は外のスターズオンアースは確認していたのですが、内から1頭だけ来た強い馬に敗れてしまいました。馬は全力を出し切ってくれました。結果が出せなかったのが残念です」

(須貝尚介調教師)
「今日は相手をほめるしかありません。課題のゲートも大人しかったですし、大人しいと結果が出ないことがあるのですが、今日は結果に繋がりました。そういう意味で収穫がありました。足元に何もなければ、安田記念へ向かいます」

3着 スターズオンアース(C.ルメール騎手)
「今日はゲートから出していって良い位置も取れました。ソダシをマークしながら、直線でも良い反応でしたが、ジリジリとした伸び脚で、マイラーの瞬発力がありませんでした。マイルのスペシャリストが相手では分が悪いです。この馬は2000m以上が合っています」

4着 ディヴィーナ(M.デムーロ騎手)
「リズム良く運んで、直線では前を捕まえにいきました。外、外を回って脚を使いながらもよく頑張っています。小さい馬ですが、良い馬です」

5着 サウンドビバーチェ(松山弘平騎手)
「スタートが良く、リズム良く運べました。ただ、馬場が渋った分、走りづらそうでした」

7着 ナミュール(横山武史騎手)
「舞台も良く、状態も上向いていたので、この強いメンバーを相手にどんな競馬ができるのかと思っていましたが、あれだけの不利を受けてしまっては厳しかったです。不完全燃焼でした」

8着 ナムラクレア(浜中俊騎手)
「東京のマイルは、GIだとこの馬には厳しい条件です。直前の雨の影響もあったと思います。そんな中でもよく頑張ってくれました」

12着 スタニングローズ(坂井瑠星騎手)
「行き脚がつかなくて、後手後手になってしまいました。最後までしっかり走っていますが、この馬の持ち味を生かせませんでした」

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