京都11Rの第167回天皇賞(春)(4歳以上GI・芝3200m)は2番人気ジャスティンパレス(C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは3分16秒1(稍重)。2馬身半差の2着に5番人気ディープボンド、さらに1馬身差の3着に6番人気シルヴァーソニックが入った。
ジャスティンパレスは栗東・杉山晴紀厩舎の4歳牡馬で、父ディープインパクト、母パレスルーマー(母の父Royal Anthem)。通算成績は10戦5勝。
レース後のコメント
1着 ジャスティンパレス(C.ルメール騎手)
「すごく嬉しいです。お客さんも多く、新しい京都の最初の天皇賞ですから本当に嬉しいです。
(レースは)直線に向いてからこれは勝てると思いました。馬の動きはとても良かったです。(道中は)ずっと冷静に走ってくれましたので、ディープボンドの後ろで徐々にポジションを上げて、最後直線ではエンジョイしていました。
今日はお客様も多く関係者はみんな喜んでいました。今回長距離でスーパーホースになりました。この後はどのような路線かはまだわかりませんが2500mの有馬記念でも大丈夫だと思います」
2着 ディープボンド(和田竜二騎手)
「プラン通りでしたが、直線で目標がありませんでした。京都も良く、万全の仕上がりで、自信を持って行けました。力は示せましたし、まだまだやれると思います」
3着 シルヴァーソニック(D.レーン騎手)
「外の馬が速くてペースが上がり、こちらの初速が速くないのであの位置になりました。リズム良く、折り合いがついて、4コーナーの手応えも良かったです。馬は一生懸命走ってくれました」
4着 ブレークアップ(松山弘平騎手)
「折り合いがついて、リズム良く運べました。勝負どころで勝ち馬の後ろにいましたが、相手が強かったです。よく食らいついてくれました」
5着 マテンロウレオ(横山典弘騎手)
「よく頑張りました」
6着 ボルドグフーシュ(川田将雅騎手)
「前半は馬のリズムに任せて、4コーナーからは勝ち馬の真後ろから直線どれだけ動いてくれるかというところでしたが、最後まで動いてくれて、精一杯の走りでした」
(宮本博調教師)
「勝ちに行く競馬をしましたが、バテてしまいました。前の5頭は強いです。最後は脚が上がってしまいました。残念です」
10着 ヒュミドール(武豊騎手)
「2周目でごちゃごちゃして、あまりいいレースになりませんでした」
11着 アスクビクターモア(横山武史騎手)
「スタートが思ったよりも出てくれず、巻き返す形になったぶん、道中は噛むところがありました。タイトルホルダーの後ろにつけて、他の馬がつぶしに行ったところをすくえれば、という算段でしたが、アクシデントもあり、アスクビクターモアの長所を活かしきれませんでした」
12着 メロディーレーン(幸英明騎手)
「2コーナーでの(不利の)影響が大きかったです。まともに引っ張ってしまいましたからね。あれがスムーズなら良かったのですが......」
13着 アイアンバローズ(坂井瑠星騎手)
「指示通りの形で、自分の力は出し切ってくれたと思います」