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 中山11Rの第83回皐月賞(3歳GI・芝2000m)は2番人気ソールオリエンス(横山武史騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分0秒6(重)。1馬身1/4差の2着に5番人気タスティエーラ、さらに1馬身3/4差の3着に1番人気ファントムシーフが入った。

ソールオリエンスは美浦・手塚貴久厩舎の3歳牡馬で、父キタサンブラック、母スキア(母の父Motivator)。通算成績は3戦3勝。

レース後のコメント

1着 ソールオリエンス(横山武史騎手)
「普段からたくさんいい馬に乗せていただいているにもかかわらず、去年はGIでいい成績を残せなかったので、自分自身毎日毎日研究して、それでも結果が出なかったんです。馬のおかげですが、やっとここでいい結果を出せて本当に良かったです。馬場がかなり特殊だったので、外の馬場を走りたいと思っていました。スタートで思った以上に行き脚がつかず、もう少しポジションを取る予定でしたが切り替えてこの馬のリズムで運ぶことに決めました。この馬の強さは僕が一番知っているので、負けるとしたら展開のアヤだったり、もっと強い馬がいたりした時かなと思いましたが、状態は言うことないぐらい本当に良かったですし、返し馬から自信がありました。(この馬の強さはどこか?の問いに)とにかく走る、走る馬です。とてもいい馬です。久しぶりにGIを勝ちましたし、これを超える喜びはないですね。日本ダービーは2年前も去年も、その前も良い結果を得られていません。僕は間違いなく1年ずつ成長しているはずなので、技術を上げた姿を、さらに大きい舞台でこの馬と一緒に皆さんに披露することができたらなと思います」


1着 ソールオリエンス(手塚貴久調教師)
「レースぶりは想像以上ですごいと思いました。レース経験の少ない中、ファンの皆さんに人気にして頂いて条件の悪い中で結果を出してくれました。
これまでの2戦と同様、これから競馬だという雰囲気がなく、まだレース慣れしていないのかと思っていたのですがレースでは違いましたね。今日の難しい条件でどうするかと思っていたのですが横山武史騎手がうまく乗ってくれました。
レースでは勝負どころで手応え良く上がって行ったのである程度伸びると思いました。しかし、前の馬とは離れていたのでゴール直前まで届くかどうかはわかりませんでした。良く伸びてくれました。この子(ソールオリエンス)を信じて良かったと思います。
今後に向けては上積みしかありません。コースが東京に変わってもそれはプラスだと思います。
ダービーへはいっそう期待を持ってしっかりと仕上げたいと考えています」


2着 タスティエーラ(松山弘平騎手)
「良い位置でリズム良く運べました。3コーナー過ぎでこの馬場にのめりましたが、持ち直しつつ、馬場の良い所を通ってからはよく伸びました。あと少しのところでしたから悔しいですが、馬はよく頑張っています。まだまだ先のある馬です」


3着 ファントムシーフ(C.ルメール騎手)
「少し後ろでしたが良いポジションでした。ただ、向正面で後ろの脚を落鉄しました。そのせいで、内へもたれていましたし、この馬場で走りにくかったと思います。それでもゴールまで伸びています。能力がありますね」

4着 メタルスピード(津村明秀騎手)
「良い手応えで運べました。最後は苦しくなりましたが、よく頑張ってくれました。見せ場たっぷりでしたし、この馬には頭が下がります。操縦性の高い馬です」

5着 ショウナンバシット(M.デムーロ騎手)
「内枠で脚が溜まりました。ただ、4コーナーで上がっていく時に脚を取られていました」

6着 シャザーン(岩田望来騎手)
「この馬の良さがレースに表れず残念な形になりました。でも、このメンバーで6着で、差もそんなに大きくはありません。どこかで巻き返してくれると思います」

9着 フリームファクシ(D.レーン騎手)
「折り合いもついてリズムよく運べました。ただ、この馬場のせいでいつもの終いの脚を見せられませんでした。残念です」


13着 タッチウッド(武豊騎手)
「ソロっとじっくりと行ったのですが、1・2コーナーで引っかかってうまくコントロールできませんでした。向正面では落ち着いたのですが、前半のロスが大きかったです」

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