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4月6日(木)、園田競馬場(曇・稍重)で行われた兵庫3歳三冠の第1戦、第55回菊水賞
(ダート1700m、出走10頭)は、1番人気のべラジオソノダラブが1周目の3コーナー過ぎで先手を奪い、そのまま逃げ切って三冠初戦を制した。勝ちタイムは1分53秒0。道中2番手から3番手にいた2番人気のスマイルミーシャが1馬身2分の1差の2着。3馬身2分の1差の3着が3番人気のニシケンボブだった。

勝ったべラジオソノダラブは父ロゴタイプ、母ヴェイルドクリス(母の父シンボリクリスエス)の3歳牡馬。兵庫・坂本和也調教師の管理馬。鞍上は田中学騎手。通算成績は7戦5勝、重賞は前走の兵庫ユースカップに続いて3勝目となった。

レース後のコメント

1着べラジオソノダラブ
(田中学騎手)
タオロマイが行くのかと思っていましたが、この馬自身スタートが良く、行ってみようと思いました。後ろは気にせず折り合い面のみ注意しました。だいぶ落ち着きが出てきました。まだもう少し(道中)ハミを抜いてくれればいいですね。そうすればもっとやれます。力むような走りですから。
(坂本和也調教師)
オーナーをはじめ、調教に携わった竹村騎手、騎乗した田中学騎手、厩務員、ファンのみなさんの後押しがあって勝てたと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。作戦はあまり言っていなかったのですが、パドックを出る時に、ゲートを出たら行ってほしいと(田中学騎手には)言っておきました。逃げると自分のリズムで走れるのが一番大きかったと思います。控えると相手のリズムで走らされるぶん、掛かってしまうところがあるので、いい判断で逃げてもらえたと思います。他の馬も強いので、でも悲観することなく、自分たちがやってきたことを信じるだけでした。うれしかったですが、ちょっとほっとしたという感じですね。
一週前の追い切りから一気に状態が変わりました。まだまだ成長すると思いますし、オーナーと相談しながらですが、いろいろな面でチャレンジしていきたいです。ソノダラブという名前をつけていただいて、園田を愛するという意味でつけていただいたので、全国に名前を轟かせることが出来るように、日々精進して頑張っていきたいと思います。

2着スマイルミーシャ
(吉村智洋騎手)
馬体重(マイナス20キロ)は気になりませんでした。脚も使えていました。スタートを出てハナに行けそうな雰囲気はありましたが、今日のメンバーなら流れが速くなると考えて一列下げました。ただ、思っていたよりペースが落ち着きました。勝ち馬に向いた流れになりました。

3着ニシケンボブ
(廣瀬航騎手)
1コーナーの入りで狭くなりました。スムーズならもっと来ると思います。勝負に行っても良かったかもしれません。初めて乗りましたが、この馬としてはしっかり走ってくれました。

4着ビキニボーイ
(大山真吾騎手)
ポジションが取れませんでした。跳びが大きい分でしょうか。良く伸びています。距離は延びても大丈夫そうです。

5着グロリアドーロ
(山本咲希到騎手)
早めに抜け出すと遊ぶようなところがあるので、できるだけ前に馬を置きながら運びました。前走は(動くのが)少し早かったかもしれません。今回は相手も強いので工夫をしなければと考えました。この馬としては上手に競馬をしてくれました。まだ成長途上でトモが完成していないので動き切れないところがあります。でも(このメンバーの中でも)ポテンシャルは負けていないと思います。

(取材:檜川彰人)

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