9日(日)阪神競馬場で行われる第83回桜花賞(GI)に出走を予定しているライトクオンタム(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)について、追い切り後の武豊騎手のコメントは以下の通り。

(最終追い切り後の馬を見ての印象は)見た目に細くは見えましたが、それもあっての軽い調整だったようです。

(1週前追い切りに乗っての印象は) まずまずだと思います。重いウッドチップコースではそれほど動くタイプではありませんからね。ただ体調は良いと思います。内にササる面はだいぶ解消されていました。

(シンザン記念を振り返って)初めて乗りましたが、レース前は馬が入れ込んでいましたね。ゲート内もソワソワした面を見せていました。ゲートでは後手を踏みました。道中も外に逃げたりと、スムーズなレースではありませんでした。ただ最後の直線だけで差し切ってくれたように素質の高さを感じました。

(初の右回りですが)外に逃げるより内にモタれるほうが競馬をしやすいですからね。阪神はまだそんなに内が悪くなっていませんから、その点はいいですね。

(思い描くレースは)馬込みがダメとか、逃げると良くないとかそういう問題はありません。スタートは安定しないと思うので、それ次第でポジション取りは決まると思います。

(ディープインパクトの最終世代です)数少ない中、コンビを組んでクラシックに向かえるというのは縁を感じます。そこからクラシックホースに導けたら嬉しいですね。

(今年も兄弟で臨みます)昨年は(ウォーターナビレラで)悔しいレースでした。まあ特別兄弟だからということは思うことはありません。ただ(武)幸四郎調教師はまだGIを勝っていないので勝ちたいでしょうし、僕自身も勝ちたいです。

先週と今週、共同会見になるような馬でGIに臨めるのは嬉しいです。同時に結果で応えたいという気持ちは強いです。今回はメンバー的にもかなりハイレベルです。ここで勝つのはかなり強い馬です。キャリアは浅いですが素質の高さは感じます。これまで以上の走りをしないといけないと思います。またそのようなレースをしたいと思っています。そして(GI勝利の)最年長記録を更新したいです(笑)

取材：檜川 彰人