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9日(日)に阪神競馬場で行われる桜花賞に出走を予定しているシンリョクカ(牝3、美浦・竹内正洋厩舎)について、竹内正洋調教師のコメントは以下の通り。

「前走の阪神ジュベナイルフィリーズは、前半3ハロンのラップを見た時になかなかきついなと思いました。馬群の内で揉まれる形になり、どう頑張ってくれるかなと思って見ていました。2回ぐらい窮屈なところに入っていましたが、そこをこじ開ける形で直線ではしっかりと脚を使ってくれました。期待はしている馬ですが、正直たいしたものだなと思いました。

その後は無理にレースは使わずに直行するローテーションを選んで、牧場でも順調に過ごしていました。この馬はとてもバランスが良く、走りに前向きで、見ていて一番良い点は勝負根性だと思います。

厩舎に戻ってきてからだいぶ落ち着きが出てきて、距離が延びるのはきついのですが、なんとか対応できるという感触があり、桜花賞に出られない場合は皐月賞ということを頭に入れて調整していました。先週の日曜日に桜花賞に出られるということが分かり、1週前の調教で足りなかった分を日曜日にやって負荷をかけられましたので状態に関しては気にするところは全くなく、良い状態でレースに向かえると思っています。

今朝の追い切りは3頭併せでしたが、全体的にやり過ぎないように終いを伸ばした時の反応を吉田豊騎手に確かめてもらいました。前にペースメーカーを置いて、それを追いかける形で騎手の指示で伸ばした時にしっかり反応出来るかという調整でした。その通りの追い切りが出来て、全体的な時計もイメージに近いところで、やりたいことは出来たかなと思っています。吉田豊騎手は問題ないですと言ってくれました。

ウイークポイントが少ない馬なので、適性の範囲内で使っているのであればどんなコースでも力は発揮してくれると思っています。今回は前走で結果も出ている舞台なのでコースについて心配はしていません。枠順については器用な馬なので特に希望はありませんが、よほど極端な枠でなければいいと思います。牧場もオーナーも私達も期待している馬なので、この先もっと期待が広がるようなレースをしてくれたらいいと考えています。応援をよろしくお願いします」

(取材:小林雅巳)

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