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4月2日(日)に阪神競馬場で行われる第67回大阪杯(GI)に出走を予定しているヴェルトライゼンデ(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)について、池江泰寿調教師の追い切り後の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「前走の日経新春杯は、状態は良くて、馬の状態に関しては何の不安も無かったのですが、負担重量が59キロということで、かつて背負ったことのない斤量だったと、馬場も重たかったので、より59キロが響くのではないかと心配はしていたのですが、よく頑張ってくれました。レースに安定身が出てきました。まだちょっとメンタル的には幼いところがあるのですが、肉体的にずいぶん成熟してきて、古馬の牡馬らしい体型になってきました。そのあたりがしっかりレースで結果を出せることに繋がっているのではないかと感じます。

屈腱炎で長期休養を余儀なくされた馬なので、そのあたりをしっかり牧場の方にケアしてもらって、厩舎に入ってからも脚元に一番注意を払ってきました。2週前あたりまではちょっと動きが緩慢に見えたのですが、先週から本来のシャープな動きが出てきましたので、何とか仕上がるなという感じがしました。

阪神の2000mはやってみないとわからないですね。小回りなので、ある程度中団よりは前にいておかないとなかなか厳しいレースになるのではないかと思っています。この馬は、ペースが速ければもう少し後ろに控えることもできますし、遅ければ好位につけることもできますし、自在性があるという感じです。この馬の父のドリームジャーニーが大阪杯を勝った時はまだGIIだったのですが、ダービー馬(ディープスカイ)に先着して、そのあと宝塚記念も勝ちましたし、ドリームジャーニーの弟のオルフェーヴルも(大阪杯を)勝っていますので、相性がいいレースではないかとは思っているのですが、走ってみないと何とも言えないです。

まだメンタル的には幼い部分もありますので、メンタルの部分も成熟してくれれば、GIに手が届くようになるのではないかと思います。屈腱炎で長く休んでいたのですが、その間もいろいろなファンの方たちから励ましていただいて、おかげさまで復活できました。GIはまだ手が届かないところにあるのですが、応援していただいたファンの皆さんに恩返しをしたいので、何とかGIを勝ってファンの皆さんと喜びを分かち合いたいと思っています」

(取材:三浦拓実)

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