4月2日（日）に阪神競馬場で行われる第67回大阪杯（GI）に出走を予定しているキラーアビリティ（牡4、栗東・斉藤崇史厩舎）について、斉藤崇史調教師の追い切り後の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「京都記念が終わって、ノーザンファームしがらきに放牧に出して、ここを目標に予定通り戻してくることができました。去年の年末ぐらいから、折り合いに関してはだいぶ成長してきているという感じがありますし、心配なくなってきているように思います。

追い切りに関しては、しっかり毎週毎週やっていますので、今日もそんなに目一杯やっているという感じでは無いのですが、待つところはしっかり待てていますし、行けと言えば行ってくれますし、そのあたりの柔軟さは出てきているように思います。今日の追い切りでも、5ハロンを過ぎてから少し馬が伸びようとしてきて、ちょっと前が強くなるところがありましたが、3コーナーから4コーナーでジョッキーが起こして待ってくれていたら馬も待ってくれていたので、それが競馬でも出来れば、また違った競馬が出来るのではないかと思います。

（団野騎手について）今回は自厩舎の馬なので逆に緊張するのではないかとも思いますが、変に緊張せず、思い切って乗ってくれたらいいと思います。一年ごとに、ちょっとずつ成長はしてきていると思いますが、まだまだなところも多いですし、GIを勝ってくれたことはうれしいですが、あれがゴールではないので、もっともっと高いところを目指して欲しいと思いますし、そのステップのひとつにキラーアビリティがなれればいいとは思います」

（取材：三浦拓実）