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中京11Rの第53回高松宮記念(4歳以上GI・芝1200m)は12番人気ファストフォース(団野大成騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分11秒5(不良)。1馬身差の2着に2番人気ナムラクレア、さらに半馬身差の3着に13番人気トゥラヴェスーラが入った。

ファストフォースは栗東・西村真幸厩舎の7歳牡馬で、父ロードカナロア、母ラッシュライフ(母の父サクラバクシンオー)。通算成績は29戦7勝。

レース後のコメント
1着 ファストフォース(団野大成騎手)
「まずは、この馬に乗せていただいたオーナーをはじめ、西村調教師や厩舎の人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。今週は、週の半ばから雨の予報だったので、どういう馬場になるかなとずっと思っていたのですが、きょうは内が伸びていなかったので、枠もちょうどいいなと思いましたし、馬もしっかり応えてくれて、本当に力強いレースをしてくれたと思います。こちらが思った以上に進みも良くて、どこかで一息入れたいと思っていたのですが、4コーナーまで上手いことその形になりましたし、スムーズに行ったと思います。追い出した時の反応も良かったので、これならと思って追っていました。ただ、最後の直線でアグリをちょっと挟んでしまって、手放しでは喜べないというか、反省の多いレースではありました」

2着 ナムラクレア(浜中俊騎手)
「率直に言えば悔しいです。厩舎が馬の状態を仕上げてくれましたし、今日の条件ではしっかりと走ってくれました。結果だけが得られませんでしたが、相手を褒めるべきだと思います。次の舞台ではしっかりと結果を出したいです」

5着 グレナディアガーズ(岩田望来騎手)
「ポジションはどこでも良いと思っていました。前半はバランスを整える感じで、コーナーではバランスが良い形になりました。残り3ハロンから仕掛けて、良い脚を長く使えることを見越して、馬群に入れて進路を探していました。状態が良かったですし、道悪でも走り切ってくれました。5着でしたが、力を出せたのではないでしょうか」

6着 ロータスランド(岩田康誠騎手)
「よく来ているのですが......。馬自身が頑張って走ってくれました。前回以上の状態に厩舎が仕上げてくれて、すごいなと思いました。スタートしてからもう少しポジションを取りに行っても良かったです。そうすれば3着はあったかなと思います」

7着 アグリ(横山和生騎手)
「テンは馬が対応してくれました。一瞬先頭に立って見せ場はありましたが、綺麗な馬場の方が持ち味が生きると思います」

8着 ヴェントヴォーチェ(牧浦充徳調教師)
「左回りで、終始ささり気味でした。騎手は修正しようとして追いづらそうでした」

9着 キルロード(和田竜二騎手)
「先行して道中出したいところに出しましたがモタれてしまいました。雨が降って内が有利という馬場ではなくなりました。ねばっていましたが......」

12着 メイケイエール(池添謙一騎手)
「1番人気で結果を出すことができなくて申し訳なく思っています。ゲートの中では少しゴネましたが普通に出ました。(ハミを)かんだところはありましたが3コーナーまでは良かったです。しかし、そこから勝ち馬にきっちり回られて取りたいところを先に取られました。飛びが大きくきれいな馬なのでここまで悪くなるとこの馬には向いていない馬場です。去年は不利な外枠で、今年は内枠となりほんの少しの運があればGIも勝てるのですが......」

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