3月12日（日）に中京競馬場で行われる第59回金鯱賞（GII）に出走を予定しているプログノーシス（牡5、栗東・中内田充正厩舎）について、追い切り後の中内田充正調教師のコメントは以下の通り。

「前走の中日新聞杯は、乗り難しい馬ですので、ジョッキーと相談してああいう競馬をしようと話していて、その通りに乗ってくれたのですが、終い僅差で届かずという内容でした。馬自身はしっかり走ってくれていましたし、内容的には悪くなかったとは思っていました。昇級初戦のカシオペアステークスは2着でしたが、こちらの方がこの馬の競馬という感じではなかったです。終いはもっと伸びてくれるはずだと思っていましたので、ちょっと噛み合っていなかったと思っていました。前走の方がしっかり走ってくれたと思います。

前走の後は、山元トレセンでリフレッシュを図って、年が明けてから栗東に戻しました。放牧の前と後では特に変わった様子もなく、順調に来ています。

先週の追い切りでは川田騎手に跨ってもらい、感触をつかんでもらいました。もうひとつ動けそうな感じはあったのですが、時計的に十分出ていましたし、1週前としては十分な内容だったと思っています。先週ジョッキーに跨ってもらって、馬がちょっと変わってきてくれた雰囲気があったので、これで十分かと思って、今週は、坂路で、整える程度で終えています。

今回は、この馬自身が、自分の競馬をさせてもらえるかどうかというところだと思います。終いを活かすために道中のリズムが一番大事かとは思いますし、いいリズム、いいバランスで走ってくれれば、終いは間違いなく来てくれるのではないかというイメージはあります。まだまだ先はある馬ですし、現時点でも能力は十分示してくれているのではないかと思います。春の目標どうこうより、まずはここでこの馬の競馬ができるかどうかだと思っています。

メンバーが揃った中でどこまで頑張ってくれるかというところもありますが、しっかり走ってくれると思いますので、応援よろしくお願いします」

（取材：三浦拓実）