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3月12日(日)に阪神競馬場で行われる第57回フィリーズレビュー(GII)に出走を予定しているブトンドール(牝3、栗東・池添学厩舎)について、追い切り後の池添学調教師のコメントは以下の通り。

「前走の阪神ジュベナイルフィリーズは、馬場状態も内の前残りという感じで、この馬には展開が向かなかったというのもありますし、最後ちょっと脚色が鈍ったので、距離的な問題もあったのではないかと思います。コンディション自体は、ファンタジーステークスを使ってさらに状態も上がっていたので、問題は無かったです。

前走後はノーザンファームしがらきでリフレッシュさせて、1か月前に栗東に入厩させました。馬の様子は大きく変わってはいません。相変わらず動きは良いです。馬体重は増えていますが、競馬に向けて仕上げていったら前走と同じぐらいになるのではないかと思います。

1週前は、ジョッキーが久々に乗るので、CWで感触を確かめてもらいました。ラスト1ハロンの時計が全然この馬らしい動きでは無かったので、何かトラブルが起きたのかと思ったのですが、ジョッキーが、手綱を離したら11秒を切るくらいの手応えだったのであえて伸ばさずに抑え込んでフィニッシュした、ということでした。心配した部分は何も無くて良かったです。今週も、今までの調整パターンとは変えて、先週が終い抑え込んでいるので、気持ち良く走らせてあげたいと思って、CWでやりました。折り合いもついていましたし、全体時計は予定通り遅めですが、終いは手綱を緩めただけでしっかり加速していました。そこからまだ2段階ぐらいギアがありそうな感じで、すごく雰囲気は良かったと思います。体調は問題無いです。久々も苦にするタイプではありません。

本質的にスプリンターだとは思うのですが、やはりクラシックを意識して、今週のレースを見て、桜花賞に行くのか、スプリント路線を進むのかを決めようかと思うので、1400mの距離から試してみます。内回りの1400mなので枠の並びだとか、後ろから行く馬なので馬群の捌きだとか、ちょっと難しいレースだとは思いますが、そこはジョッキーを信頼していきたいと思います。スタートは、ジョッキーがあえて出そうとしていなかっただけです。出していくと掛かって消耗するというのでずっとソロっと出す感じで出していて、ゲートに関しては心配していないです。

自分としては、桜花賞、生涯に一回のクラシックなので、そちらに進みたいと思っていますけれども、レース後にジョッキーと相談して、どこに行くかを決めたいと思います。ここまで順調に来られています。最終追い切りも無事に終えましたので、あとは微調整で、競馬に向けて万全の態勢で行けるようにやっていくだけです」

(取材:三浦拓実)

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