3月12日（日）に阪神競馬場で行われる第57回フィリーズレビュー（GII）に出走を予定しているムーンプローブ（牝3、栗東・上村洋行厩舎）について、追い切り後の上村洋行調教師のコメントは以下の通り。

「前走の阪神ジュベナイルフィリーズは、GIということもあってきっちり仕上げにいったところもあり、馬も状態が良かったのですが、結果として、状態が良すぎて、外枠で壁が作れずに引っ掛かったというのが反省点かとは思います。

前走の後は、チャンピオンヒルズに放牧に出して、一回リフレッシュをさせてから、ここを目標に入厩させました。帰厩後はコースでも追い切りが出来ていますし、きょうの追い切りでも気分良く走れていましたし、休み明けの初戦としてはいい状態で出走させられるのではないかと思います。

先週、先々週とCWで追い切っているので、きょうは、坂路で、気分良く、気分重視という内容の追い切りでした。馬も気分良く走っていましたので、いい状態にはあるのではないかと思います。先週の追い切りではジョッキーが乗って感触を確かめてもらったのですが、以前乗った時よりもパワーがついているのではないか、ということは言っていました。

前走で序盤に引っ掛かった感じを見ると、1400mでも十分対応できるのではないかと思います。逆に、1400mの方が競馬がしやすいのではないかと思っています。馬群で我慢して、競馬を教えるというか、そういう競馬をして、直線どれだけ脚を使うのかというところを見てみたいです。

阪神のマイル戦で2勝している馬なので、コース的には相性はいいと思いますし、距離短縮も不安材料ではなく、むしろ歓迎するくらいかなと思いますので、ここでいい結果を出してGIに臨みたい、堂々と桜花賞に行きたいと思います」

（取材：三浦拓実）