１２日（日）に中京競馬場で行われる金鯱賞に出走を予定しているアラタ（牡６歳、美浦・和田勇介厩舎）について小島良太調教助手のコメントは以下の通り。

「オープン入りしてから勝ちに届かないというレースが続き、今度こその気持ちで挑んだ中山金杯でしたが、ちょっと悔しい競馬になりました。その中山金杯では冬場だったので汗もかかず、絞りづらい中で馬体重はプラス２４キロでした。よく言えば成長分なのかもしれませんが、その分切れ負けしたというところはあります。

その後放牧に出して、１カ月前に戻って負荷をかけながら体を絞ることを考えて調教してきました。気候も暖かくなって汗もかきやすくなり順調に絞れていると思います。今朝は併せ馬で前の馬を追いかける形でしたが、先週よりも反応が良く、乗った人も良い感触だったようです。

どちらかと言えば右回りの方が得意としていますが、初めてオープン戦を勝った時も中京の２０００メートルのレースだったので十分対応は出来ると思います。ただ、あまり速い時計に対応できる馬ではないので、開幕週ですが少しでもいいから時計はかかって欲しいと思っています。

今回のメンバーを相手にチャンスは十分あると思っています。勝ち切れないレースが続いていますが、今までの悔しさも含めてここはスパッと勝って欲しいです」

（取材：小林雅巳）