お知らせ:

競馬実況web

1日、川崎競馬場(曇 良)で行われたダートグレード競走、第69回エンプレス杯(JpnII ダート2100m)は、中団やや後ろを進んだ川田将雅騎手騎乗のグランブリッジ(JRA)が差し切り、1番人気に応えて勝利。前走のTCK女王盃に続く連勝で重賞4勝目をマークした。勝ちタイムは2分18秒7だった。

2番人気ヴァレーデラルナ(JRA)が2着、3番人気テリオスベル(JRA)が3着。4着アーテルアストレア(JRA)、地方勢はサルサディオーネ(大井)の5着が最高だった。

グランブリッジは父シニスターミニスター、母ディレットリーチェ(母の父ダイワメジャー)、4歳牝馬。JRA栗東・新谷功一厩舎の管理馬。通算成績は11戦6勝、重賞は関東オークス、ブリーダーズゴールドカップ、TCK女王盃に続く4勝目となった。

<レース後の関係者のコメント>

1着 グランブリッジ(川田将雅騎手)
「きょうは返し馬からとても苦しさを感じる雰囲気でしたので、そのぶんゲートも苦しがってしまい出ることができなかったですし、道中も進んでいくことができず、あの位置からの競馬になりました。なかなか進んでいくことが難しい中で、なんとか彼女がきょうできる走りをしてもらいながら組み立てていったという感じでした。結果として、砂を被りながらでも競馬をして、勉強になる競馬になったとも思いますし、そういう苦しい状態でありながらもこうやって勝ち切れたというのは彼女自身の能力の高さだと思いますので、そういう部分も改めて勉強になったというところです。

前回から僕がこの馬の手綱を任せていただき、こうして無事に2つ続けていい結果を得ることができましたので、これから先も順調に、この馬と学んできたものを、さらに僕からも伝えながら、お互い学びながら、大きいところを目指していけたらという思いです。無事にこうして皆さんの支持に応えて頑張ってくれましたので、またこの馬が走るときに応援してもらえればと思います」

2着 ヴァレーデラルナ(岩田望来騎手)
「良い競馬だったと思います。今日は初めての川崎で距離(2100m)も初めて、勝った馬との斤量差と、色々ありました。力が劣っている訳ではないですし、今後逆転は出来ると思います」

3着 テリオスベル(江田照男騎手)
「ずっと追い通しでした。よく自分でもやれたな...と思います。サルサディオーネの方がスピードがあって、持ったまま向こうは道中スッと行っていました。しかし頑張って走ってくれますし、スタミナならこちらの方が上ですからね。強い競馬はしていますし、上手くかみ合えば...。スタミナがあることは証明してくれましたし、本当に頑張って走ってくれます」

4着 アーテルアストレア(菱田裕二騎手)
「前の3頭は地方の経験も豊富ですし、この馬は初めての地方競馬で、このようなコース形態も初めてでしたからね。その中でよく人間の指示を待って、リズム良く走ってくれました。まだまだこれからの馬ですし、今日もよく頑張ってくれました」

5着 サルサディオーネ(矢野貴之騎手)
「展開は想定していた通りでした。勿論勝ちたかったですが、ラストランという事で、気分良く走らせる事を心がけました。悔いは無いです。本当に素晴らしい馬ですし、素晴らしいスタッフと共に、何より無事に競走生活を終えられたのが嬉しいです。これから別の仕事が待っていますし、子供に乗れたら嬉しいです。(一番印象に残るレースは、の問いに)衝撃の日本テレビ盃ですね」

(取材:大関隼)

お知らせ

お知らせ一覧