◎5日（日）中山競馬場で行われる第60回弥生賞ディープインパクト記念（GII）に出走を予定しているセッション（牡3、栗東・斉藤崇史厩舎）について、追い切り後の斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。

(若駒ステークスは)スタートが速い馬でハナに行こうと思ったら行けますが、今後のことを考え番手からの競馬をと騎手と話していました。スムーズに競馬ができましたし、(番手の競馬を)経験できたことは良かったと思います。最後も伸びてはいますが、トモが緩い分勝負どころで少しもたつくところがありました。上位馬とはその差かなと思います。

(使いつつの変化は)使うごとに緩さも抜けてきて、調教の良さが競馬に出るようになってきています。前回使われた上積みがあって、今後が楽しみですね。

(中間の調整は)ノーザンファームしがらきに放牧に出しました。体調も良く、皐月賞に向けてトライできるならしようと思ってここを使うことになりました。

(1週前追い切りは)調教はいつも一生懸命動いてくれる馬なので、動いてやり切るというより、しっかりバランスを取らせて走らせることをメインにしました。前に置いた馬を追いかけることに重点を置きました。調教の動きならもっと上を目指せる馬だと思います。それをいかにレースに繋げられるかというところを考えてやってきています。1戦毎に良くなって、バランスもとれています。

(最終追い切りは)オーバーワークが怖かったので、前の馬に併せる程度で、ゆっくり並びにいきました。先週より反応も良く、競馬に向けては順調にきています。

(中山2000mについては)スタートが良く二の脚もあるので、センス良くこなしてくれると思っています。騎手も信頼していますので、気にせず臨めます。スムーズに運んで馬の力を出してもらえればと思います。

調教の動きは良く、今後は走ってくると思っています。ここで走れば春のクラシックが楽しみになってきます。そういう意味で試金石です。いい走りをして春に繋げられればと思います。応援よろしくお願いします。

(取材：檜川彰人)