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地方競馬主催者、全国公営競馬主催者協議会、JRA、地方競馬全国協会は28日に都内で記者会見を開き、「全日本的なダート競走の体系整備について」の発表を行った。その他の取組についての概要は以下の通り。

★ダートグレード競走の魅力向上に向けた取組
地方競馬のダートグレード競走は、これまでの競走成績を見ても、中央馬優勢の状況が続いており、地方競馬から中央馬と対等に戦える有力馬、とりわけ地方生え抜きの有力馬を十分にダートグレード競走へ送り込めていないという課題がある。

そこで中央・地方の有力馬同士が互角に対戦するダートグレード競走の実現を目指し、馬資源の充実に向けた取組を強化するとともに、ダートグレード競走の魅力向上に向けた以下のような施策に取り組む。

・本賞金の増額
・地区重賞の競走体系整備や負担重量の見直し
・ダートグレード競走への出走奨励策
・ダートグレード競走地方最先着馬に対する褒賞金

 
★国際化に向けた取組、2028年から段階的に「Jpn」表記使用を取り止め
地方競馬のダートグレード競走は、国内向けの格付表記として東京大賞典を除く全ての競走で「Jpn」を使用しており、国際的に認められた共通の格付けで管理されるべきパート1国の競走として、足並みが揃っていない状況となっている。また、国際競走となっていない競走については、ブラックタイプ競走(セリ名簿に競走の格と馬名が太字で記載できる競走)の中でも評価の低いLR(制限付きリステッド競走)に分類されている。

このような状況に鑑み、日本のダート競馬の国際的な評価を高めるべく、地方競馬では2028年から段階的に「Jpn」表記の使用を取り止め、全てのダートグレード競走を国際競走とすることを目指す。より高い国際格付けの取得に向けた賞金額の設定やレースレーティングの達成、海外出走馬の受け入れ体制の整備など、国際化へ向けた具体的な取組を地方競馬一丸となって進める。

(NARリリースによる)

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