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11月13日(日)に阪神競馬場で行われるエリザベス女王杯(GI)に出走を予定しているアイルランドの3歳牝馬マジカルラグーンが、9日(水)、阪神競馬場のダートコースで追い切りを行った。

レースでも騎乗予定のシェーン・フォーリー騎手が騎乗し、午前7時10分ごろダートコースに入場。青空のもと、ダク(常足)でコースを一周したあと、2コーナーの手前から徐々にスピードアップして単走での追い切りを開始。道中は行きたがるようなところは無く、鞍上との折り合いはついているように見えた。内柵から少し離れたところを通り、ゴール前は軽く仕掛けられ6ハロン85秒0、ラスト1ハロンは12秒4の時計をマークした。

追い切り後には阪神競馬場で共同記者会見が行われた。ケイト・ハリントン調教助手と、シェーン・フォーリー騎手の会見でのコメントは以下の通り。

ケイト・ハリントン調教助手
「日本に来た時は少し体重を落としてしまったのですが、今はベストの馬体重に戻っています。きょうはフォーリー騎手が乗って、馬もレースが近いことを感じているようです。馬の状態はとても良く、満足しています。100%に近いと言っていいと思います。馬は日本の環境に慣れてきて、落ち着いています。三木ホースランドパークでも落ち着いていましたし、阪神競馬場に来てからも落ち着いています。

日本の馬場がとても速いということは良く知っています。ですが、ヨーロッパでも、良馬場の、硬い、速い馬場で成績を残してきました。右回りのレースだということも、エリザベス女王杯への出走を決めた理由のひとつです。フォーリー騎手は右回りの方が良いと言っていますが、私はどちらもこなせると思っています。前走は(左回りで5着でしたが)相手が強かったのと、馬場がこの馬には合わなかったために敗れたのだと思います。

マジカルラグーンはとてもタフでスタミナのある馬です。最後まで諦めないところも持っています。

スノーフェアリーの勝ったエリザベス女王杯のレースは本国で見ていました。同じレースをマジカルラグーンが走ることはとても光栄に思っています。日本のファンの皆さんの前でマジカルラグーンのレースを見せられることを楽しみにしています。いい走りをして、良い成績で終われるよう、頑張って調整していきます」

シェーン・フォーリー騎手
「日本では過去3回短期免許で騎乗していますが、また来ることができてうれしいです。阪神競馬場はフェアなコースで、直線も長く、とても良い競馬場だと思います。

追い切りはとても良い感触でしたし、馬の息遣いも良かったです。レースに向けて準備が出来ていると思います。以前にレースで勝利を挙げた時と同じような状態だと思います。長距離の輸送があったことを考えると本当にいい状態にあると思いますし、厩舎のスタッフが良く仕上げてきたのだと思います。いい結果を出してくれると思います。

ゲートを出るのが上手な馬ですし、出来れば前の方でレースをしたいです。馬が良いと思う位置でレースを進めたいと思います。

当日は、出来れば晴れて速い馬場の方がいいです。雨が降ってもヨーロッパの馬場とは影響が異なると思いますが、どのような状況でも上手くこなせると思います」

(取材:三浦拓実)

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