11月6日（日）に阪神競馬場で行われる第12回みやこステークス（GIII）に出走を予定しているブリッツファング（牡3歳、栗東・大久保龍志厩舎）について、追い切り後の大久保龍志調教師のコメントは以下の通り。

「前走の白山大賞典は、ブリッツファングが今までレースをした中で一番苦労したレースかなと思います。小回りと、距離と、金沢の砂もあまりフィットしなかった感じで、この馬の弱点のようなものが見えたように思います。ペースに最初戸惑ったような感じもありましたし、砂をかぶってちょっと外に逃げるような追走になりました。自分のリズムが全然取れなかったような感じで、ちょっと脆いところを見せたかなと思います。

その後は、前回のレースで出た宿題を、いろいろと厩舎でも工夫をしながら、このレースに向かって出来ることをいろいろ考えながらやってきました。1週前の追い切りは、池添騎手が乗って、3頭併せで一番手応え的に見劣りました。一生懸命しごいてくれたおかげで、きょうの最終追い切りはシャープな伸びを見せてくれたので、とても良かったと思っています。前走が休み明けという感じで、今回の方が馬の動きとか馬体の張りとかが良くなっていると思いますので、上積みは結構あるのではないかと思っています。

前走を踏まえて、今回は耳なしのメンコを着用する予定です。阪神コースも好きなコースだと思います。気持ちが乗らないと前走のような脆いところを見せますが、気持ちが乗った競馬であれば、園田で勝った時のような強い競馬ができると思います。古馬との力関係については、前回のレースを物差しにすれば、ちょっとまだ見えないところは多いですが、自分のリズムを守っていいレースになれば、ソコソコの結果を出すのではないかと思っています」

（取材：三浦拓実）