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11月6日(日)に東京競馬場で行われる第60回アルゼンチン共和国杯(GII)に出走を予定しているキラーアビリティ(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)について、追い切り後の斉藤崇史調教師のコメントは以下の通り。

「去年の年末にGIを勝つことが出来て、春が楽しみだと思って春を迎えたのですが、なかなか思ったように調整できませんでした。馬の体調もうまく上がってこなかったですし、上げることもできず、皐月賞・ダービーとも、もどかしい競馬をしてしまったと思います。

ダービーの後はノーザンファーム空港牧場へ放牧に出して、牧場でのんびりしながらゆっくり休ませて、それから立ち上げてもらいました。立ち上げてからは順調に来られたと思います。春は、歩き方もダラっとしたところがありましたし、力強さも無かったのですが、栗東に帰ってきてからは去年の年末のような雰囲気で、すごく力強く歩くようになっていたので、いい休みになったと思いました。

秋の目標は特に定めていたわけではなく、しっかり休ませて、疲れを取った上で乗り出したという感じだったのですけれども、乗り出してある程度進めた時点で菊花賞は間に合わないという感じでしたので、その後の天皇賞(秋)かアルゼンチン共和国杯かというところで、いきなりGIよりはGIIの長めの舞台から進めていこうということになりました。

1週前は、帰厩してからそんなにしっかり速い時計は出せていなかったので、1週前ということもあって、ジョッキー(クリスチャン・デムーロ騎手)に乗ってもらって、全体にしっかり行きたいなと思っていました。動きも時計もそうですが、動きがまず良かったというのが一番良かったかなと思います。きょうも、クリスチャン・デムーロ騎手に乗ってもらってCWで追い切りました。先週が全体にしっかりやれたので、きょうはやりすぎないように、折り合いと、直線の反応だけ見ておいてほしいということでやってもらいました。先週よりも折り合いも良かったですし、4コーナーで自分からハミを取っていって、直線もサラッとでしっかり動けていましたので、競馬に向けてはすごくいい状態で来られたと思います。

クリスチャン・デムーロ騎手も乗りたいと言っていた馬でしたので、乗ってくれて能力は感じてくれていると思いますし、ここ2週乗ってもらって、馬の癖もうまくつかんでもらえたかなと思っています。

状態は、今の方が去年の年末に近いような感じではないかと思います。春は上手く結果が出せませんでしたが、休んでいい状態で戻ってこられました。始動戦ですが、力を出せる状態にうまく仕上がったのではないかと思いますので、またこの馬をいい走りを見せられたらなと思っています」

(取材:三浦拓実)

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