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11月5日(土)に阪神競馬場で行われる第27回ファンタジーステークス(GIII)に出走を予定しているブトンドール(牝2歳、栗東・池添学厩舎)について、追い切り後の池添学調教師のコメントは以下の通り。

「函館の新馬戦の前の最終追い切りを見た感じでは、まだちょっと重いという感じで、一回使って、負けたとしても滞在競馬で使っていけばいいと思っていたのですが、こちらが思っていた以上に新馬から結果を出してくれたので、良かったです。函館2歳ステークスの前は、ジョッキーに追い切りに乗ってもらって、新馬の時よりも使ってはるかに良くなっていると聞いていました。普段乗っている調教助手からも、上積みも大きいし、結構自信があるというふうに聞いていたので、楽しみに見ていました。どんどん使いながら良くなっている感じがしています。全然早熟な感じもしないですし、レース内容も、味のある競馬というか、しっかり抑え込んで終い切れを生かすというレースで、今のところ本当に言うことはないですね。

前走の後はそのまま北海道で夏を過ごして、1か月くらい前に栗東に戻しました。馬がすごく成長していました。牧場でも緩めずビシビシ調教してくれていたようで、さらに動きが良くなっている印象です。1週前追い切りの動きは良かったですね。ジョッキーに前走から初めて跨ってもらったのですが、ジョッキーの感触もすごく良かったですし、切れがすごいというか、馬が成長しているという感覚でした。きょうの最終追い切りは坂路で、終い重点で、距離も1ハロン延びますので、道中いかにタメがきくかというのを考えて、テンは飛ばさずにちょっと抑え気味で行って、終い2ハロンしっかり動かしました。開門直後で馬場が締まって走りやすいのもありましたが、終い1ハロン11秒5というタイムは非常に優秀だと思っています。

飼い食いは問題無いですし、普段の調教も緩めずしっかり出来ていますし、何よりも性格が大人びていて、センスも良いですし、距離延長や初めてのコースは特に心配していないです。最初は洋芝の函館からで、今回は初めて時計の速い馬場で走ることに不安があったのですが、調教の感じを見ていると切れる馬なので、不安よりも楽しみの方が大きいです。1400mの距離も問題無いと思います。前走、前々走と、しっかり溜める競馬をさせているので、距離に関してはこなしてくれると思っています。

(同じ厩舎の)アロマデローサといい勝負をしてくれればいいですね。楽しみにしています。賞金的には桜花賞まで出走できると思います。何よりも無理して使わずに行けるローテーションを組めます。暮れの1600m(阪神ジュベナイルフィリーズ)まではこなしてほしいので、ここを使って、暮れを使って、あとは桜花賞に向けて、しっかり成長とともに仕上げていきたいと思っています」

(取材:三浦拓実)

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