JRAは17日、2023年度から騎手の健康と福祉および将来にわたる騎手の優秀な人材確保の観点から、平地競走における馬齢重量(3歳9月まで)および3歳(4歳)以上馬競走の別定重量における基礎重量と、最低負担重量を引き上げると発表した。3歳の馬齢重量の引上げは、令和6年(2024年)度から実施する。
<変更後の馬齢重量>
★牡馬および騙馬
2歳9月まで55キロ、2歳10月から12月まで56キロ、3歳57キロ
★牝馬
2歳、3歳とも55キロ
<3歳(4歳)以上馬競走の別定重量における基礎重量> ※平地競走
現行の57キロから58キロに変更
<平地競走の最低負担重量>
オープン競走で現行の48キロから49キロに、それ以外の競走で49キロから50キロに変更
<その他の変更>
・馬齢重量等の引上げに伴い、別定重量を採用している重賞競走の負担重量を変更する。一部のGIII競走については加増内容を変更する。
・スプリントとマイルの区分を明確にするため、年齢によるアローワンスと南半球産馬の負担重量の減量に、1400m未満の区分を新設する。
(JRA発表による)