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 来月2日(日)中山競馬場で行われる第88回中山記念(GII)に登録をしているアユサン(牝4 美浦・手塚貴久厩舎)について、追い切り後の矢島大樹調教助手のコメントは以下の通り。

(去年のクラシックシーズンを振り返って)
「チューリップ賞は、何とか桜花賞の権利を獲ってほしいという思いと、まだ体質の緩いところでどうしても無理できないという中で、出走権ギリギリの3着に頑張ってくれました。その後、馬も順調に使えて、桜花賞の頃にはだいぶ馬も良くなってきて、見事に一番良い結果を出すことができました。オークスは、その世代のチャンピオンになったという立場で迎えたわけですが、桜花賞で仕上がりすぎた部分での反動もあったのかなという気もしますし、やはり2400mもこの馬には少し長いのかなという感じはありました。それでもあのメンバーで4着と頑張ってくれましたので、あの馬の成長を称えたいと思っています。秋は少し残念でした。」

(ここまでの調整について)
「トライアルを使う前に、左前脚の周囲が腫れてしまいました。大事な馬ですので、無理をせずに来年に行こうということになりました。春に使って、夏は美浦にいたのですが、その辺りの疲れも一旦リセットしようと、北海道に放牧という形になりました。その後、12月の後半に厩舎に帰ってきまして、東京新聞杯を目標にしていました。しかし、北海道でも少し疲れが出てしまったみたいで、調整が遅れてしまいました。その分、じっくり乗り込んで中山記念に向かおうということになりました。」

(古馬になって変化はあったか?)
「古馬になって少し落ち着きが出てきました。その一方で馬が走ることに前向きになってきました。」

(今日の調教について)
「あまり速くならないようにということで、前の馬の近くで我慢して行かせようと思ったのですが、思いのほか追いかけてしまって、併せに行くのが早くなってしまいました。それでも時計的には予定通りに消化して、良い感じでした。」

(今回のレースについて)
「まだ一度も牡馬を相手にしたことがないですし、いろいろな世代と戦うのも初めてなので、その中でもそれなりに頑張ってもらえると期待しています。小回りの1800mですが、本質的に1600mから2000mまでこなせると思いますので、守備範囲でしょう。中山記念の結果次第ですが、まずはヴィクトリアマイルを目指すことになると思います。本当ならば東京新聞杯で復帰を目指していたのですが、少し遅くなってしまいました。それでも長期休養明けにしては結構良い状態だと思いますので、応援のほどよろしくお願いします。」

(取材:米田元気)

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