10月10日(月)に阪神競馬場で行われる第57回京都大賞典(GII)に出走を予定しているディアスティマ(牡5、栗東・高野友和厩舎)について、高野友和調教師のコメントは以下の通り。
「去年8月、北海道でいい勝ち方をして、秋は京都大賞典から行きましょうという感じで進めていたのですが、種子骨靭帯炎という、ちょっと難しいところを痛めてしまいまして、長期休養することになりました。痛めたところはやっかいな部位で、競走馬としては致命的になりうる部位でもあるのですが、牧場の方たちに、治療と、立ち上げと、じっくり時間をかけて尽力してもらい、無事にここまでたどり着きました。本当に牧場の方には感謝しています。
この夏、函館競馬場でゲート試験を受けましたが、脚元は全く問題ない感じでした。その後、ノーザンファーム空港牧場とノーザンファームしがらきを経由して栗東に戻ってきたのですが、脚元に関しては問題ない感じで調整を進められています。乗った感じのフットワークも、馬自身は全く不安を感じていないように思います。競馬を使って勝てていた時と、今の身のこなしは、同じ感じでやれていますので、栗東に戻ってきてから、一つも調教の過程を弱めたりマイナスにしたりすることなくここまで進めることができました。調教や追い切りで感じるぶんには、何ら休み前と遜色ないと思っています。
脚元の関係もあるので、この馬に関しては、常に調教の舞台は坂路を選択しています。(追い切り前日の)きょうも、他の厩舎の馬が速めで来ている中でも、一頭悠然と、ゆったり走れていました。木曜日の追い切りは、単走で坂路でやるつもりです。
こちらは重賞のタイトルも取れていない身ですし、メンバーを見るとやはりGIIだなというメンバーですし、本当に休み明けとしては容易ではない相手だとは思いますが、阪神の2400mはとてもいい舞台なのではないかと思います。もっと長い距離も走れる馬ですが、十分2400mはこなすと思いますし、期待できる舞台ではないかと思っています。スタミナと、それを表に出せる精神面が、この馬の長所だと思いますね。カッとせずに、どちらかと言えば普段から必要最低限の力で走るのですが、そういうところが、競馬で無駄なエネルギーを使わずに距離を持たせている要因ではないかと思います。
競馬場に出てきたからには、この馬の能力をしっかり出せる仕上がりだと思っていただいていいと思います。今後さらに活躍してほしいですから、まずは無事にというのは前提ですが、その上で、しっかり走れたらいいなと思っています」
(※追い切りは6日(木)に行う予定)
(取材:三浦拓実)

