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9月22日(木)園田競馬場(曇・稍重)で行われた2歳牝馬の重賞(グランダム・ジャパン2歳シーズン開幕戦)第24回園田プリンセスカップ(ダート1400m・出走9頭)は、中団のインコースを進んだ5番人気の地元・兵庫所属のアドワン(田野豊三騎手)が直線で前を行く2頭を差し切り、重賞初制覇を飾った。兵庫所属馬がこのレース勝つのは2018年以来4年ぶり。勝ちタイムは1分31秒7。
3馬身差の2着は外から追い上げた6番人気のカタラ。北海道から遠征してきた2番人気のエイシンエイトは3コーナーで一旦先頭に立つも3着。1番人気のアイガットユーは向正面で前との差が開き5着に敗れた。もう1頭、北海道から遠征してきたエイシンレゲンダは3番人気で6着だった。

勝ったアドワンは父ストロングリターン、母カクシアジ(母の父スウェプトオーヴァーボード)の牝2歳鹿毛馬。なお、母馬のカクシアジは2013年の園田プリンセスカップを勝っている。生産は北海道日高町の下河辺牧場。兵庫・土屋洋之厩舎の管理馬で、通算成績3戦2勝。
鞍上の田野豊三騎手は2010年4月のデビューから13年目で重賞初勝利、土屋洋之調教師も2013年5月の初出走から10年目で重賞初勝利となった。

レース後のコメント
1着アドワン(田野豊三騎手)
「自厩舎の馬で重賞を勝てて光栄です。これまで(重賞では)2着で悔しい思いをしてきましたが、結果的に取れて良かったです。先行してある程度の位置につけておきたかったので、そう運びました。道中の手応えも良かったので勝てたのだと思います。先行勢を見ながら、少しあせりもありましたが、直線では今までにないぐらい弾けてくれました。関係の皆様には感謝いたします。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします」

2着カタラ(廣瀬航騎手)
「キャリアが浅い中でもこれだけ走ってくれました。展開の助けはあったかもしれませんが、成長も感じますし、これでこの先が楽しみになりました」

3着エイシンエイト(吉村智洋騎手)
「スタートは集中してしっかり出ました。ですが、内枠の馬が主張してペースが速くなりました。その分、レースの前半が厳しかったです。すんなり行けていれば、ですね。(ゲートを)出てからも若干モタつくところがありました」

4着イケノシイチャン(杉浦健太騎手)
「ロス無く立ち回って、いい競馬が出来ました。もっと良くなりそうです。今日ぐらいのテンションならいいですね。これから楽しみです」

5着アイガットユー(笹田知宏騎手)
「装鞍から入れ込んで、駐立もしっかり出来ませんでした。それが全てです」

(取材:檜川彰人)

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