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7月13日(水)、大井競馬場(曇・不良)で行われた第24回ジャパンダートダービー(JpnI・ダート2000m)は、道中好位の外目を進んだ4番人気のノットゥルノ(武豊騎手)が4コーナー付近で先頭に並びかけ、2着に4分の3馬身差をつけて重賞初制覇。3歳ダートの頂点に立った。勝ちタイムは2分4秒6。

2着は中団から追い上げた3番人気のペイシャエス(菅原明良騎手)。4コーナーで一旦先頭に立った1番人気のブリッツファング(池添謙一騎手)が2分の1馬身差の3着。さらに2分の1馬身差の4着は道中後方にいた2番人気のハピ(藤岡佑介騎手)。上位4着までをJRA勢が占めた。大井のクライオジェニック(安藤洋一騎手)が5着で、地方馬最先着となった。

勝ったノットゥルノは父ハーツクライ、母シェイクズセレナーデ(母の父アンブライドルズソング)の3歳牡馬。JRA栗東・音無秀孝調教師の管理馬。デビュー戦、2戦目と芝を使って敗れ、初めてダート戦に出走した3戦目で初勝利。その後、オープンの伏竜ステークスで2着、前走の兵庫チャンピオンシップ(JpnII)でも2着に入ってここに臨んでいた。通算成績は7戦3勝。武豊騎手は2002年ゴールドアリュール、2003年ビッグウルフ、2005年カネヒキリに続いてジャパンダートダービー4勝目。音無秀孝調教師は2013年クリソライト、2019年クリソベリルに続いて3勝目となった。

<レース後の関係者コメント>
1着 ノットゥルノ(武豊騎手)
「すごく嬉しいです。今日はチャンスがあると思って大井に来て、何とか結果を出したいという気持ちが強かったので、すごく嬉しいです。何より馬の状態がとにかく良かったです。今までにないくらいの状態の良さを感じてゲートインできたので、自信を持って乗ることができました。枠順も外目だったので、スムーズなレースができて、馬のリズムが良かったので、馬場状態も考えて、早めに、少し早めに動こうと思いました。デビュー戦からずっと乗せて頂いていて、少し気性の難しいところもあるのですが、スタッフが良い方向に馬を成長させているので、そこは大きかったです。僕自身、久しぶりにジャパンダートダービーを勝てて、日本ダービーとダブルダービー制覇ができて、非常に嬉しく思います。僕は53歳ですけど、馬はまだ3歳なので、一緒に頑張っていけたらと思います」

2着 ペイシャエス(菅原明良騎手)
「良い所のポケットに入って、逃げ馬の後ろで我慢できました。やはり2000mの方が忙しくなく、いい手応えで運べたので、道中は上手くいったと思います。勝負どころで外に出しましたが、そこで我慢してしまって・・・。終わってみれば、強気に動いていれば着順は変わっていたかもしれません。この馬場は大丈夫でした。力があるところは見せられたと思います」

3着 ブリッツファング(池添謙一騎手)
「正攻法の競馬をしましたが、勝った馬にピッタリとマークされました。それでも、直線に向いて渋太く差し返そうとしていましたし、自分の競馬をして踏ん張ってくれました。今後に期待したいです」

4着 ハピ(藤岡佑介騎手)
「もう少しポジションを取るイメージでしたが、内枠だったぶん、流れに乗り切れませんでした。ペースが遅かったので、馬群が密集して、3コーナーから4コーナーで内へ行ける雰囲気ではなくて外に行きました。さすがに外を回ったぶん、最後で苦しくなりました。馬の能力だけでここまで来てくれました。まだキャリアも浅いですから、これからだと思います」

5着 クライオジェニック(安藤洋一騎手)
「もっと後ろからでも良かったと思います。今は外回りの方が良いですね」

6着 トーセンエルドラド(御神本訓史騎手)
「馬は良くなっていましたし、理想の走りが出来ました。血統的にもこれからに期待です」

(取材:大関隼)

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