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11月14日(日)に阪神競馬場で行われるエリザベス女王杯(GI)に出走予定のクラヴェル(牝4、栗東・安田翔伍厩舎)について、共同会見の安田翔伍調教師のコメントは以下の通り。

「(新潟記念は)ゴールまでしっかり脚も使ってくれましたし、折り合いの方も一走一走、馬の理解をすごく感じ取れるレース内容でしたね。一走一走、意味のある競馬をしてくれて、彼女の経験値も上がっているのは感じます。
(これまでは)能力は感じていたのですが、気の強い面などがあり、競馬に対してマイナスなイメージを持たせると、成績が伴わない危険性も秘めているのは感じていました。(夏にハンデ戦を連戦して)結果的にハンデ戦という番組があり、レースを嫌なものじゃないと教えることで、軽い斤量でレースが出来たのは、彼女が一走一走経験値を上げるためにはすごく良い条件でした。
夏はコンディションも良く、今までにないくらいコンスタントにレースが出来ました。しっかり走った分、その勢いでどんどん使うと、見えない疲れもレースで出てきてしまうのかなと思いました。前走の新潟外回りで3ハロンしっかり脚を使う競馬も、今まではなかったので、その分のケアという時間はしっかり設けたいと思って、この間隔になりました。
先週は今まで同様、坂路である程度全体時計を出して、前進気勢を向上させて負荷をかける追い切りでした。厩舎として、1週前の水曜日は15秒に近い追い切りで、金曜日に強い負荷をかけるメニューにしています。当該週は気持ちの面と、必要があれば身体の面を調整するということで、実質(1週前の)金曜日が最後の一番強い負荷というプランでメニューを組んでいます。馬にも一番強い負荷をかけて、走りや終わった後の反応を見た上で、当該週の追い切りの内容を決めよう、ということです。夏と比べて気温が下がってきての馬の変化があるのかな、と思ったのですが、こちらが心配していたより、負荷をかけてもピリピリしたりご飯を食べなくなるような女の子らしさが見られなかったので、夏の良い名残はあります。本来、当該週は軽めだったのですが、時計はそこまで攻めなくても、もう一段階、併せる形で気持ちを乗せても大丈夫じゃないかというジャッジでした。(今日は)5ハロン70秒前後、残り1ハロンで併せるまではリズム重視で、どこまで気負うかという確認と、合図を出しての反応でしっかり受け入れてくれるかという確認と、併せることで気持ちを高められたらな、という思いでの追い切りでした。(中間は)いつも通りのクラヴェルの雰囲気でいかに競馬へ行けるか、ということだけを考えて過ごしてきました。
クラヴェルに関してはどういう舞台かというよりも、今まで学習してきたことを発揮できる精神状態か、レースに挑めるかというのが大事だと考えています。パドックについては元々どちらかというとエキサイトする方ではありますので、仕草の変化は判断しにくいところはあると思います。
今回はエリザベス女王杯ということで、今まで学習してきたことをしっかり発揮できるよう、レースまで時間がありますので、気持ちと身体の調整をしっかり行った上でレースに送り出したいと思いますし、彼女の競走馬生活にも貴重なレースになると思いますので、意味のあるレースにしてもらいたいと思います」

(取材:山本直)

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