22日(日)に中山競馬場で行われる第58回グランプリ有馬記念(GI・芝2500m)に出走するオルフェーヴル(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
●オルフェーヴルについて池江泰寿調教師
「今朝の追い切りは坂路で2頭併せの内側を追走して、ラスト300mくらいで並んで最後少し強めに追う、というものでした。良い感じの追い切りだったと思います。
今年はフランスから余裕を持った輸送計画で、レースが終わった後の翌々週の火曜日まで疲労回復を促してから帰ってきたので、去年よりも随分良い状態で白井に着きました。去年はジャパンカップまでの日程がタイトでしたが、今年は有馬記念までゆったりした調教、調整が出来たので、今年の方が状態に関しては良いですね。(大阪杯の時が464キロでしたが)おそらく460キロ台後半の馬体重になると思います。レースに関しては、ジョッキーに任せるだけです。
いい意味で、強いオルフェーヴルを見せることが出来ればと思います。なじみの深い血統で、家族のようなかけがえのない存在ですが、他の馬も1頭1頭思い入れがありますから、特別扱いはしていないです。(この後は)北海道で次の仕事も待っていますから、とにかく無事にという気持ちですね。
4季連続でファン投票1位に選んでいただいて、本当にありがたく思っています。去年の有馬記念と今年の宝塚記念はファン投票1位にして頂きながら出走できなかったのですが、今回は皆さんの期待に応えられるように頑張りたいと思っています」
●オルフェーヴルについて池添謙一騎手
「追い切りの指示は残り300mくらいから抜け出せるなら抜け出して、後はそれなりにやってくれればという事でしたが、最初に前の馬との距離が大分開いてしまって。予定とは少し違う形になりましたが、最後までしっかりやれたのは良かったと思います。先週よりも今日の方が良かったですし、状態は上がっていると思います。
宝塚記念を回避した時には、もうこの馬に乗る機会はないのかなと思っていたのですが、有馬記念の騎乗依頼を受けた時にはまたこの馬に乗れる、という純粋な嬉しさがありました。
まだ枠順も出ていないですし、そこまでレースのイメージは出来ていないですが、この馬に関しては相手どうこうよりも自分とオルフェーヴルの折り合いが何より大事になってくるので、そこを大切に乗れればと思います。(位置取りなどは)スタート次第というところですね。強い馬もたくさん出て来ますから、油断せずに乗りたいですね。
中山2500mはスタートしてからスタンド前を通過する所で凄い歓声が上がりますし、そこで普通なら引っ掛からないような馬でも掛かってしまうことがありますから。ましてオルフェーヴルは折り合いが大事なので、そこがポイントかなと思います。
乗れる嬉しさが勿論大きいですが、最終追い切りが終わっていよいよだな、という思いと、これからもっと緊張感も出てくると思います。ラストランでファン投票1位に選んで頂いた責任感も分かっているつもりですから、しっかりと乗りたいですね。
新馬戦から大変な思いもありましたし、そこからの3年半くらいで嬉しいことも、悔しいことも、乗れない悲しさもありました。その中でもこの馬と出会って、牡馬クラシックを初めて勝って、7人しかいない三冠ジョッキーにもしてくれましたから、本当に自分の騎手人生にとっても財産、出会ってくれてありがとうという気持ちです。
この馬の走りを見て元気をもらった、ということも聞きますし、競馬ファンでない人にもこの馬の名前は知っている人がたくさんいると聞いています。最後の有馬記念、ぜひ競馬場に足を運んでいただきたいですし、僕もしっかりラストランを飾って、気持ちよく当日の引退式を迎えたいと思います」
(共同会見より~取材:大関隼)

