20日(日)に京都競馬場で行われる第74回菊花賞(GI・芝3000m)に出走するエピファネイア(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
●エピファネイアについて角居勝彦調教師
「今朝の追い切りは芝で単走でしたが、いい動きだったと思います。
(神戸新聞杯を振り返って)春は行きたがる面が前面に出ていたので、何とか折り合いをつけたいという課題がありました。休み明けで力みやすい中での長い距離でしたが、しっかり福永騎手がコントロールしてくれての勝利だったので、菊花賞に向けていい競馬ができたと思います。乗っている人の感覚でハミも色々試しましたが、最終的にはリングハミで舌を縛るのがベスト、ということになったようです。本番でもこれで行くことになるでしょう。
(―天皇賞という選択肢もあった中で菊花賞を選んだのは)春に戦ったメンバーが菊花賞を目標としない、ということが早めに分かりましたし、血統的には3000mもこなせると思っていましたから。要は折り合いだと思っていましたし、厩舎としては(厩舎の)技術を高めるために(菊花賞を)選んだというところです。
精神的にひと夏を越えて、大人になった部分もたくさんあると思います。肉体的には春の段階である程度完成していたので、そこまで変わった訳ではないかな、という印象なのですが。
(お母さんのシーザリオと比べて)勝ち気な面はよく似ているのかな、という気はします。違いとしてはエピファネイアの方が体型的には縦に長い感じがしますし、パワフルな面があるということでしょうか。普段調教をつけているのがシーザリオと同じスタッフなんですが、男の子だけに結構大変ですよ、と言っていますから(笑)。
3000mですから、やはり折り合いがカギになるでしょう。福永騎手の手が痺れるくらい頑張ってもらえたらと思います(笑)。お母さんの代から応援してもらった馬ですし、そこから素晴らしい傑作が出てきました。三冠の最後で素晴らしいチャンスを頂けましたから、ぜひ競馬場で見て頂けたらと思います」
●エピファネイアについて福永祐一騎手
「今朝の追い切りは単走でしたが、前半からリラックスして折り合いもスムーズで、最後まで自分の合図を待ってくれるように走っていました。先週よりも扱いやすくなっていて、状態も良いですから、いい追い切りが出来たと思います。状態に関しては前走を使って上がっていましたし、あとは操作性の問題だけでしたが、そこも随分良くなっていました。今日の追い切りに関しては、完璧と言える内容だったと思います。
(神戸新聞杯を振り返って)春は結果が出せなかったので、秋に懸ける思いは強いですから。仕上げていく過程で厩舎スタッフの方々が試行錯誤してくれて、馬具を変えたりして臨みましたが、前半の折り合いがスムーズに運べましたね。あれだけスムーズに運べたのは新馬戦以来でした。結果的に強い内容で勝ってくれて、良い内容のレースでした。
春の敗戦から自分でも思うことがありましたし、その中で秋も騎乗依頼を頂けましたから、それに向けて自分も調整してきました。スタッフが連携して臨むことができた前走だったと思います。
京都の3000mはスタートしてすぐコーナーで下り坂ですから、どの馬に乗るにしても折り合いがカギだと思います。最初の1回目の下りがポイントでしょうね。他の馬がみんなライバルですが、ライバルの動向に合わせて自分の乗り方を変えることは今のところ考えていませんし、3000mをいかに走り切れるか、ということだけですね。
思い入れのある血統ですし、シーザリオの子供で大きいレースを勝ちたいという思いは強くあります。特にエピファネイアは春に無冠で終わってしまいましたし、何とか最後の1冠は取りたい気持ちは強いです。
状態に関しては申し分ない状態ですから、あとは自分がうまく誘導できれば良い結果が出ると信じています。応援よろしくお願いします」
(共同会見より~取材:大関隼)

