お知らせ:

競馬実況web

11月26日(土)に阪神競馬場で行われる第9回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GIII)に出走を予定しているグランヴィノス(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)について、友道康夫調教師の追い切り後のコメントは以下の通り。

「前走の新馬戦は、前半折り合いもついて、ジョッキーが直線を向いたときにゴーサインを出せば反応してくれて、本当に新馬戦としては満点の出来だったと思います。前走後、すぐにオーナーと相談して、(この馬の兄の)シュヴァルグランもこのレースを使いましたが、次はラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスへ行きたいねという話をしました。

新馬戦の後、ノーザンファームしがらきへ放牧に出して、1か月ぐらい前にトレセンに戻ってきました。順調に調教を消化しています。1週前の追い切りは、時計も動きも見た感じは良かったのですが、川田ジョッキーのコメントが、もうあとワンパンチ必要だ、ということで、きょうの最終追い切りにも川田ジョッキーに乗ってもらいました。きょうは終いの反応を見る感じで乗ってもらったのですが、先週に比べて反応も良くなっていると言ってくれました。雨も降っていて馬場も悪かったので、全体の時計よりも最後のジョッキーのゴーサインに対する反応を見たかったのですが、見た感じもいい動きだったと思います。

本当に良くなるのはまだまだ先だと思いますが、新馬戦を使ってからだいぶ馬もしっかりしてきて、かなり良くなってきていると思います。このきょうだいはみんなそうなのですが、この馬もすごく精神的に落ち着いていて、普段ムダなことをしないというか、オンとオフの切り替えをすることが出来るというのが2歳としてはいいと思います。上(兄と姉)に3頭GI馬がいますが、3頭とも共通して言えるのは欠点が無いことでした。そこは似ていると思います。体も丈夫な3頭でしたし、気持ち的にも落ち着きのある3頭で、そこは良く似ています。ヴィルシーナとヴィブロスは牝馬でしたので、今の時点ではこの2頭の方が成長していると思いますが、シュヴァルグランよりはグランヴィノスの方が、父がハーツクライからキタサンブラックに変わって、現時点では完成度は高いのかなという気はします。母馬のハルーワスウィートからうちの厩舎に貢献してくれていて、その子どもがみんな走ってくれて、本当に偉大なお母さんだと感謝しています。

コースは新馬戦と一緒ですが、登録を見ていると頭数も新馬戦より増えそうです。初めて多頭数の競馬を経験するので、適応してくれればいいと思っています。ここで賞金を稼いで、来年の春のクラシックへのローテーションをゆったりと行けるように組みたいので、何とかここで賞金を加算したいと思います」

(取材:三浦 拓実)

お知らせ

お知らせ一覧