5月7日（日）に東京競馬場で行われる第28回NHKマイルカップ（GI）に出走を予定しているドルチェモア（牡3、栗東・須貝尚介厩舎）について、須貝尚介調教師の追い切り後の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「前走のニュージーランドトロフィーは、行く形になってしまいました。結果はどうあれ、一回叩いたことによって、今回は朝日杯の前の状態には戻っていますし、ここが本番なので、巻き返しを期待したいです。もともと精神的な素直さもありましたし、欠点という欠点は無い馬ですので、朝日杯の時と前走とで、特段ここが変わったとかというのは見受けられることは無かったです。

先週の追い切りでは三浦皇成騎手が乗って、すごくフォームもきれいでしたし、ニュージーランドトロフィーの時よりもさらに出来は良くなっています。今週は時計的にもそれほど出すことなく、時計を出そうと思ったら出る馬なので、輸送も考えて、あまりテンションも高くしたくありませんでしたので、ちょうど良かったのではないでしょうか。雰囲気は良いと思います。

三浦皇成騎手とは初コンビになりますが、先週今週と2回跨っていますので、あとは本番を迎えるだけです。（週末の雨予報について）血統背景から言えば大丈夫なような気もします。前回のように、自分がペースメーカーにならず、理想としては、追い出しを我慢できるような位置で競馬をしてもらったらいいと思います。

2歳チャンピオンだけで終わらず、この春を賑わせたい一頭でもあるので、頑張ってほしいと思っています」

（取材：三浦拓実）