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5月7日(日)に東京競馬場で行われる第28回NHKマイルカップ(GI)に出走を予定しているオオバンブルマイ(牡3、栗東・吉村圭司厩舎)について、武豊騎手の追い切り後の共同記者会見でのコメントは以下の通り。

「前走のアーリントンカップは、初めて乗せてもらいましたが、調教で乗った時からなかなかいい走りをする馬だと思って、レースも楽しみにしていました。レースではスタートをかなり気をつけて、五分に出られればいいと思っていたのですが、五分ぐらいに出てくれて、その後もスムーズでした。直線の途中、残り200mぐらいからの伸びは良かったですね。

もう少し道中も楽についていって、特に2戦目が好位の内で狭いところを抜け出してという競馬だったので、同じようなイメージで、ああいうレースが出来ればいいと思っていたのですが、馬の方が思ったほど自分から走っていかない感じで、そのあたりがイメージと少し違ったのですが、ラスト外に出して、馬の体勢が整ってからの伸びはすごく良かったです。

当日は重馬場でしたが阪神の芝生は割といい状態でしたし、そこまですごく重い芝の状態では無かったと思いますが、あれぐらいなら全く気にせず走ってくれたというか、クリアしてくれました。実際、数字を見るまで420kg台の馬とは思わなかったですし、乗っていても小ささは感じさせない馬で、数字と実際の乗った感じとはギャップがあります。

きょうは追い切りに騎乗しました。きょうは坂路での調教で、中2週なのでそれほど強い調教はいらないという指示だったのですが、抑えるのに苦労するぐらいで、元気が良かったです。ラストは馬なりで、軽めにサッと整える感じですけど、いい動きでした。前走の時は1週前の追い切りに乗って、その時はコースで乗ったのですが、その時も良い走りをしていて、走る馬だと思ったのですが、きょうの動きもすごく良いですね。

状態は良いと思います。気になるところは全くありません。

今年の3歳のマイル路線は、たくさん重賞があるので、レース一つ一つのレベルはあると思いますが、いろいろな馬が勝ってきている感じがします。その中でこの馬は重賞を2勝して、やはりトップクラスにはいる馬かなと思いますし、これまで1番人気になったことのない馬ですが、いつも人気以上の結果を出す馬ですので、何と言いますか、意外と走る馬じゃないでしょうか。

やはりスタートは気をつけたいです。ゲートの中でそれほど開くのをジッと待てるタイプではないのかと思いますので、五分に出られたらいいと思っています。あとは、それほど大きい癖が無いので、流れを見て乗りたいと思います。ちょっと雨が降るようなので、道悪になるのかなと思っています。

東京は重賞を勝っていますし、1600mも前回でクリアしてくれています。前回乗った感じだと1400mよりは1600mの方が良いのではないかと思いますし、この馬にはいい舞台だと思います。東京の1600mはスタートして向正面のストレートが長いですし、スピードも乗りやすいですから、どちらかというと地力が出やすいコースのイメージではあります。うまく流れに乗れればポジションはそこまで気にしなくていい設定かなと思います。

(オオバンブルマイという馬名について)わかりやすくて、最近、外国語の名前、アナウンサーさん泣かせの名前も多い中で(笑)、わかりやすいですし、勝ってそうなればいいと思っていますけれどね。

ここまで順調に来ていると思いますし、きょうの最終追い切りもいい動きでしたので、あとはレースで自分がしっかり乗るだけだと思いますので、頑張りたいです」

(取材:三浦拓実)

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