京都11Rの第55回きさらぎ賞(GIII、3歳、芝1800m)は1番人気ルージュバック(戸崎圭太騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分48秒6(良)。2馬身差2着に2番人気ポルトドートウィユ、さらに1馬身差で3着に3番人気アッシュゴールドが入った。
ルージュバックは美浦・大竹正博厩舎の3歳牝馬で、父マンハッタンカフェ、母ジンジャーパンチ(母の父Awesome Again)。通算成績は3戦3勝となった。
~レース後のコメント~
1着 ルージュバック(戸崎騎手)
「久々の分か、これまでよりいいスタートでした。そして、道中は好位置で我慢して、しっかり走ってくれました。最後も手応え十分、反応も良く、いいレースでした。とにかく今までとは違ったレースが出来たことが大きいですね。馬格はそれほど大きくはありませんが、精神的にどっしりとした馬。これからも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれると思います」
(大竹正博調教師)
「思ったよりもゲートの出が良かったのでヒヤッとしましたが、前に壁がなくても折り合えましたね。位置取りの差もこの結果につながったと思います。今までとは違う3番手で折り合えたことは大きいです。輸送もクリアしましたし、ずっと思い描いた通りに来ています。今後のことは今のところ未定です」
2着 ポルトドートウィユ(高野友和調教師)
「賞金を加算出来たことが何よりです。外々を回る形でしたが、リズム良く運べました。4コーナーで外にふられた時、張ってきた馬の内を勝ち馬が抜けて行きましたね。しかし、現段階ではいいレースが出来たと思います」
3着 アッシュゴールド(池添騎手)
「前回よりイレ込みは我慢出来ていました。今回は馬をつくり直して、馬込みの中でレースをするという課題を持ってレースに臨みました。少し力みながらも、その点はクリアしてくれました。その意味で、これからまだまだ良くなってくると思います」
4着 グリュイエール(シュタルケ騎手)
「少頭数でも外枠は前に壁を作れず厳しいので、後ろから終いを生かすレースをしました。それでも4着と来ています。距離は問題ありません。出来れば、本当にパンパンに乾いた馬場でどれだけ弾けるかを試してみたいですね」
6着 ネオスターダム(浜中騎手)
「マイペースで運べました。使いつつ良くなるタイプですし、休み明けを使ってこれから良くなるでしょう」