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3月10日(日)に中京競馬場で行われる第60回金鯱賞(GII)に出走予定のドゥレッツァ(牡4、美浦・尾関知人厩舎)について、尾関知人調教師のコメントは以下の通り。

(菊花賞を振り返って)
「菊花賞の後、レースが終わってすぐは、そんなに問題もなさそうでしたし、馬の様子を見て、1番早い候補としては有馬記念という話も、オーナーも含めてありました。しかし、少し経ってから、激しいレースというか、しっかり頑張ってくれたのもあって、疲れがドッと出たところがありまして、そこの回復を見つつ、目標を定めて、ここのレースに決めて立ち上げていきました。ようやく回復して、徐々にこの馬らしい感じになっているなと思います」

(1週間追い切りについて)
「菊花賞の時なんかは、ちょうど馬も上がっていく過程だったので、ある程度攻め込むことも出来て、しっかりと併せ馬も行いました。先週やってみて、ようやく良くなって、徐々に上がってきたところだと、馬も少し気持ちだけが先走るようなところもあったので、単走でやりました。その分、負荷をかけたいなと思い、長めからやった感じです。動き自体は、この馬らしい動きが出来ていたと思います」

(今朝の追い切りは)
「指示としては細かく時計を言って、最後は強めに、という話でしたが、半マイルがイメージとしては気持ち遅めになってしまったので、少し折り合いに気をつけながら乗っていたと思うのですが、その分、最後は長めに奥まで行かせました。全体的な時計、動き、走りは良かったかなと思います」

(負担重量59キロは)
「こればっかりはやってみないとというところで、普段の調教の鞍などに乗っている人でも、競馬の時の騎手と比べて重いのですが、それとこれとは別ですしね。他の馬との比較というか、斤量差があるので、こなしてくれと信じて送り出します」

(初の中京コースは)
「少し、初物に弱いというか、新馬戦も少し幼さを見せて負けた部分もありました。ただ、その後、新潟なども初めてのコースで対応してくれましたし、馬自身も、気持ちの面も身体も成長してくれているので、こちらの方もしっかり走ってくれるものと信じております」

(武器は)
「GIを争う馬達の中でも高い能力がありますが、前走の競馬と前々走の競馬などを見ると、操作性の高さで、引き出しが色々あるのかなというところが強みかなと思います」

(最後に意気込み)
「前走は特にチャレンジャーとしての立場だったのですが、今回はGI馬として出走することになるので、人間の方は緊張感がありますが、あまり馬にそれが伝わらないように、しっかりレースに向けて調整していきたいと思いますので、名古屋に初見参となるGI馬を皆さんに応援していただければと思います」

(取材:藤原菜々花)

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