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2月11日(祝・日)に京都競馬場で行われる第117回京都記念(GII)に出走を予定しているプラダリア(牡5、栗東・池添学厩舎)について、追い切り後の池添学調教師のコメントは以下の通り。

「前走の有馬記念は、外目の枠でしたが、ジョッキーがしっかり位置を取ってくれました。勝負するにはああいう競馬しかないと思っていて、その通りに乗ってくれたのですが、最後はちょっと力不足というか、輸送で思っていたより体が減ってしまい、パドックでもこの馬らしくない歩きをしていましたので、そのあたりも影響したのではないかと思います。

有馬記念の後は放牧に出して、短期間でしたが、しっかりリフレッシュできたと思います。もともと、休み明けよりも使って良くなる馬で、春の最大目標を大阪杯に定めましたので、そこからローテーションを逆算しました。去年も京都記念を好走していますし、そうしたことも踏まえて京都記念に出走することにしました。

放牧から帰ってきて、馬の気配は良いです。硬さも無いですし、京都大賞典の前には少し爪の不安もあったのですが、有馬記念に向かう時から問題は無くなって、すごくいい雰囲気で調教が出来ています。

追い切りの動きは良かったです。最終追い切りは坂路で、力むこと無く、伸び伸び走れていましたし、手前を替えるように指示を出した時もパッと替えてくれましたので、乗っていて気持ち良くなるような動きでした。単走の割にはしっかり動けていましたし、力みも無かったですし、坂路を上り終わってからもすぐに息が入って、息遣いも乱れていませんでしたので、良かったと思います。先週、先々週とコースで追い切りましたし、有馬記念の時には当該週の追い切りをコースでやって、ジョッキーに騎乗してもらったのですが、それが競馬に影響してしまったのではないかと思いましたので、今週はジョッキーを乗せずに、こちらで微妙なさじ加減をしながら、坂路でやりました。

京都コースは走っていますし、問題無いと思います。近走は自分から位置を取りにいく競馬が出来ていますので、それが生きてくればいいと思います。もともと重馬場は得意な馬ですし、今の京都の馬場状態についても気にしていないです。

強い4歳勢が出てきますし、斤量も1キロ重いというのはありますが、今後GIを見据えていくならしっかりいいレースをしてほしいと思っています。夏場があまり得意ではなく、冬毛もあまり目立たないですし、馬体の張りや毛づやは乗っていてきれいだなと思いますので、寒い時期の方が良いのではないかと思います。京都大賞典のあたりから馬体に芯が入って、やっと本格化した感じです。

重賞でもしっかり好走してくれていますし、あとはGIに向けて、ひとつでも重賞のタイトルを獲ってGIに向かいたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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