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29日(月)、大井競馬場(晴・重)で行われたダートグレード競走、第71回東京大賞典(GI・ダート2000m)は、序盤は中団にいた7番人気のディクテオン(大井)が3コーナーで徐々に進出し、ゴール前の競り合いを制した。勝ちタイムは2分04秒3。勝利騎手は矢野貴之。

クビ差の2着に1番人気ミッキーファイト(JRA)、さらに1馬身1/2差で4番人気アウトレンジ(JRA)が3着に入った。先行した2頭、2番人気ナルカミ(JRA)は6着、3番人気ナチュラルライズ(JRA)は11着にそれぞれ沈んだ。

ディクテオンは父キングカメハメハ、母メーデイア(母の父キングヘイロー)の7歳セン馬。大井・荒山勝徳厩舎の管理馬。通算成績31戦11勝、中央時代に交流重賞を3勝、大井に転厩後に韓国のGIIIコリアカップを制覇した。これで重賞5勝目、GIは初制覇となった。

レース後の関係者のコメント

1着 ディクテオン(矢野貴之騎手)
もう心臓がバクバクして、何を喋ろうか頭の整理がついていないです。
想定よりも良い位置で運べました。道中の雰囲気も非常に良くて、こんなに手応え良くていいのかなと自分なりに気持ちを落ち着かせながら、道中は乗っていました。
勝つ雰囲気だなとは思っていました。本当に良い位置で運べたので、あとは馬の力を信じて必死に追いました。
返し馬から非常に素軽い動きをしていたので、これは良い走りをしてくれるのではないかと思っていました。
初めて乗せてもらった時は、テンなんか全然進んで行かなくて、位置取りで不安なところはありました。今日は自ら動いて行く感じで、想定よりも良い位置で運べたので、この馬の全能力を発揮できたと思います。
僕が乗って勝てたというよりも、陣営の方がうまく仕上げてくれて、馬も前向きになって一生懸命走ってくれた結果だと思います。陣営の方はもっと大きい舞台を目指していると思いますので、この馬にふさわしいジョッキーになれるように自分なりにもっと努力したいと思います。
朝早くから多くの方にご来場いただき、うれしい限りです。こういうレースを勝てたことをまだ信じられません。これからまだまだレースは続きますので、最後まで一生懸命頑張ります。またディクテオンが出てきた時は、皆さんどうか応援してください。ありがとうございました。

(荒山勝徳調教師)
コリアカップの後、当初はJBCを予定していたのですが、状態が思うような感じではなかったので、もう一度放牧に出させていただきました。もうJBCは諦めて、東京大賞典一本で行きましょうということで、今回はこういう形になりました。今回はすごく良い状態で1ヶ月前に牧場から帰厩できたので、本当にこちらが思うようなトレーニングが積めましたし、それにしっかりディクテオンが応えてくれて、今日の結果につながったと思っています。
前走のコリアカップも状態は悪くはなかったのですが、今回の方がさらにトレーニングの質も量も上げて、それにしっかりとディクテオンが応えてくれたので、今日は良い競馬をしてくれるのではないかなとは思っていました。とにかくJRA勢や結構強力なメンバーが来ていたので、どこまで食らいつけるかなというのが本心でしたね。
道中は自分が思っていたよりも前目の競馬かなと思っていました。直線に向いて外に出した時に、あれ、もしかしたら...という感じで見ていました。最後、ミッキーファイトとの叩き合いになった時には、終わってから言う訳ではないですが、変わるなという感じはしていました。
7歳で貫禄十分で、今日はこれだけお客さんも入っていましたが、全然気にすることもなく、堂々とパドックも周回できていました。返し馬の入りの感じも矢野騎手はすごく良かったと、自信を持って乗りましたという感じのことを言ってくれました。厩舎としては満足の行く仕上げで、本当に最高の結果につながったと思っています。
さっきもオーナーとチラッと話をしたのですが、ここまで来たら次はドバイに行くしかないよねという話をしました。たぶんここで一旦、短期放牧に出して、ドバイに向かうことになるのではないかなと思っています。
あと2日間、重賞も残っていますが、今年はディクテオンの海外も、勝ち鞍のことも含めてですが、ちょっと出来すぎでした。来年はそのツケが回ってくるのではないかと少し心配しています。
今日はディクテオンが最高のパフォーマンスを見せてくれました。応援してくださった方、本当にありがとうございます。年が明けて、年齢的にはおじさんになるのですが、それを感じさせないぐらいのパフォーマンスができる仕上げにして、たぶん中東に向かうことになると思いますので、その時は応援よろしくお願いします。ありがとうございました。

2着 ミッキーファイト(ルメール騎手)
好きなポジションで乗ることができました。ちょうど良かったです。我慢ができました。向正面からだんだんペースアップして、手応えはとても良かったです。直線では頑張ってくれましたが、勝った馬が強すぎました。2000mはギリギリで、1800mがベストだと思います。仕方がありません。精一杯頑張ってくれました。また来年です。

3着 アウトレンジ(松山弘平騎手)
厩舎が良い状態で持ってきてくれました。スタートは良く、前2頭を見ながら、その内で脚を溜められました。脚を溜めていた分、直線に向いた時は交わせるかなと思いましたが、上位2頭は強かったです。それでも、それらに食い下がる良い競馬をしました。相手は強かったですが、よく頑張ってくれました。

4着 キングズソード(岩田望来騎手)
良い位置で競馬ができました。最後は脚が上がりましたが、このメンバーで4着に来られたのは収穫でした。

5着 ホウオウルーレット(岩田康誠騎手)
もう少し力を付けたら、来年またこの舞台に戻ってくれると思います。

6着 ナルカミ(戸崎圭太騎手)
ハナに行こうと思っていましたが、ナチュラルライズが主張してきたので、それを行かせて2番手からになりました。一番気をつけていたテンションは落ち着いていて、良い感じで迎えられました。それが良かったです。2番手でも落ち着いて走れていました。

11着 ナチュラルライズ(横山武史騎手)
一番難しい枠でしたが、ラチ沿いを走れるので、勝つには逆に良い枠だと思っていました。ナルカミとの先行争いで脚を使いましたが、一番力を発揮しやすいパターンだったと思います。キャンターの下ろし方が良かったですし、調教の成果がありました。4コーナーではもっと踏ん張れるのですが、見えない疲れがあったのかもしれません。初めての古馬との戦いでしたが、改めてよく頑張ってくれたと思います。

(取材:米田元気)

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