16日(日)京都競馬場で行われる第50回エリザベス女王杯(GI)に出走予定のシンリョクカ(牝5、美浦・竹内正洋厩舎)について、追い切り後の竹内正洋調教師のコメントは以下の通り。
(前走を振り返って)
「馬の仕上がりも良く、十分力を出せる状態で送り出せました。レース自体は、思ったよりペースが上がらず、早めに先頭に出て凌ぎ切りたかったのですが、決め手のある馬に差されてしまいました。この子自身も最後までしっかり脚を使って、頑張っての4着だったと思います」
(前走後の調整過程は)
「レース後は一旦放牧に出しました。エリザベス女王杯一本のローテーションでしたので、厩舎には5週間前に戻して、レースに向けて調教を行っています」
(一週前追い切りは)
「一週前でしたので、時計的な部分でしっかり負荷をかけようと思いまして、前2頭に先導してもらい、少し追いかける形で行きました。道中の折り合いも良く、前に取り付くときもスーッと距離を詰めていけました。最後の1ハロンは前の2頭も結構伸びていたので、捕まえられないかなという感じでしたが、そこから馬自身もハミを取って、グッと伸びて、捕まえてゴールという形でした。馬の気持ちの面も、馬に対する負荷という面でも十分良い内容の調教が出来たと思います」
(今朝は3頭併せの真ん中での追い切りでした)
「先週しっかりとやった反動も特になく、その後の調整過程も馬の状態は上がって来ているなという感触でした。これ以上強い調教はいらないので、この馬の気持ちと最後まで走るというところだけという意図で真ん中で併せて、両サイドから馬に来てもらうような形でした。シンリョクカ自体は最後までハミを取って、教えながらゴールという形で来られました。時計的にもちょうど良かったですし、やりたいことは出来ています。この馬自身も去年より成長していますし、去年以上の負荷をかけてここまでやってきて、それに馬も応えてくれていると思うので、良い状態で出せると思います」
(変化や成長したところは)
「2歳や3歳の頃と比べると体も大きくなりました。馬自身も強い調教をしてもガタっと来ることもないですし、フィジカルの面はだいぶベースアップしてくれました。気性的な部分は、闘争心が強いタイプなので、その辺りは変わることなく、落ち着くところは落ち着いてくれていて、良い方向にずっと来てくれています」
(京都2200mの適性は)
「京都は、エリザベス女王杯の経験しかないので、京都が特別合うかというと、正直わからないところです。ただ、この馬の距離適性というところで、1600mだと少し忙しいですし、2000m前後が、一番走りやすいかなと思いますので、そういう面で2200mという距離は、牝馬のGIというくくりでは、一番力を発揮出来るかなと思います。ここは、この子がGIを獲れるとしたら一番チャンスは大きいと思いますので、そこに向けてなんとかしたいというところです」
(ストロングポイントは)
「闘争心があって、勝負根性に長けていると思います。狭いところも入っていけますし、追い比べで最後まで踏ん張って伸びてくれます。そういうところを生かして競馬をしたいです」
(シンリョクカはどんな存在か)
「厩舎の名前をこれだけ広めてくれた馬でもあると思います。厩舎にとっても、オーナーにとっても、騎手にとっても初めての重賞をプレゼントしてくれた馬なので、もう一つ獲らせてあげたいというか、そういう気持ちでやっています」
(最後にメッセージを)
「シンリョクカは去年と比べても力をつけてきていると思います。このレースをなんとか勝つために、厩舎一丸となってやってきていますので、応援していただけたらなと思います」
(取材:藤原菜々花)

