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6月22日(木)、園田競馬場(曇・不良)で行われたスーパースプリントシリーズの第13回園田FCスプリント(四国・近畿交流、ダート820m、出走12頭)は、好スタートから先頭に立った地元・兵庫のメイプルシスターが直線で後続を突き放して逃げ切り、5連勝で重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは49秒3。5馬身差の2着はパーで、地元の4歳牝馬が1着2着。1馬身4分の1差の3着が高知のダノンジャスティス。1番人気で、このレース3連覇を目指した高知のダノングッドは道中後方のまま10着に敗れた。

勝ったメイプルシスターは父パイロ、母ビューティサン(母の父フジキセキ)の4歳牝馬。通算成績は22戦7勝。兵庫・大山寿文調教師の管理馬。鞍上の永井孝典騎手はデビュー7年目で初めての重賞勝利となった。

レース後のコメント

1着メイプルシスター(永井孝典騎手)
嬉しいの一言です。この馬には初めて騎乗することもあって、何回かレースを見たのですが、ゲートだけ決めたらチャンスがあるかなと思っていましたので、ゲートだけ集中して出しました。行けると思ったので思い切って行きました。3コーナーから直線に向けては息を入れる余裕があったので、これはもう一伸びできるのではないかと思いました。直線は必死でした。後ろが来ると思いながら追っていました。今回、チャンスをいただいて、あまりこういうチャンスが無いので、絶対決めようと思っていました。決めることができて嬉しいです。追い切りに乗った時も(状態は)良いと思っていましたので、自信を持って行きました。
何回も重賞でチャンスをもらっていたので、どこかで早く決めたいと思っていました。やっとという感じです。これからたくさん勝てるように頑張りますので、応援よろしくお願いします。
(大山寿文調教師)
追い切りで良いレースができると確信していました。馬が力をつけていることもありますし、このレースに向けて、馬がマックスに上がってきていることを感じていました。
前走から斤量が(6キロ)増えていましたが、前走は出負けしてハナに行きましたし、五分のスタートさえ切れば、スピードがあるので、どこかで脚を溜めれば斤量は大丈夫だと思っていました。最後はもう一伸びする馬です。
スピードが豊かな馬で、これからは距離を延ばしていきたいです。その方が選択肢が広がります。永井騎手は地道に努力するタイプで、彼で勝てたことも本当に嬉しいです。
今後は、習志野きらっとスプリントを含めて、馬の状態を見て、オーナーと相談して決めたいと思います。

2着パー(田中学騎手)
外枠でしたからね。もう少し内だったらと思います。でも最後までしっかり走り切っています。成長を感じました。

3着ダノンジャスティス(上田将司騎手)
今日の雨馬場でなければ、と思います。この距離(820m)は他にも速い馬がいますから。その中で良く走っていると思います。

4着ディスケガウデーレ(鴨宮祥行騎手)
トモを滑らせて(ゲート)を出ているので、そのぶん、行き脚がつきませんでした。でも良く走ってくれていると思います。

5着スマートメイス(下原理騎手)
いいところを通ることを考えて乗っていました。結果的にコース取りは良かったのですが、スタートでもう少し出ていれば楽に運べたと思います。そうすればもう少し上の着順を狙えたと思います。

10着ダノングッド(畑中信司騎手)
急仕上げだったかもしれません。

(取材:檜川彰人)

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