いよいよ今年最後の大一番有馬記念だ。
今朝の美浦トレーニングセンターは思ったほど気温が下がらず、調教開始の7時の気温は0度。風もなく快晴。いいコンディションでトレーニングが始まった。
調教の合間に栗東・須貝厩舎のゴールドシップに騎乗する内田博幸騎手が記者会見場に登場した。会見の内容は以下のとおり。
●ゴールドシップ(内田博幸騎手)
◎この秋の2戦は完勝でしたね。
馬も夏を越して本当に力をつけてきましたし、本来の力を十分に出せる体になってきたんだと思います。
◎特に菊花賞は向こう正面過ぎから最後まで脚を使いました。
この馬はそうそう止まる馬ではないので自分が仕掛けたいところで仕掛けて行って最後まで伸びてくれるので、馬の力があるからこそできる作戦でした。
◎秋の2戦は思い描いたとおりのレースでしたか。
ペース次第というところもあったんですが、周りを見ながらゴールドシップならこういう形で行けば押し切ってくれるだろうという形で2戦行きました。
◎どのあたりに力が付いたように感じますか。
精神面とか馬にも余裕ができたのか、どっしり構えてレースをしてくれるところですね。
◎今年は前に行って流れに乗ったり内を器用に回ったりいろいろなレースのできる馬ですね。
終わってみればそういう形になってますが、能力がなければそうした競馬はできないので。今回もどういう競馬になるのかゲートが開いてみないとわからないので、楽しみにしています。
◎皐月賞、菊花賞では意外に後ろの位置からでしたが。
皐月賞ではゲートは出たんですが、かなり外を回されるような形だったので、あえて下げて行きました。菊花賞ではスタートである程度出て行けば前に付けるつもりでしたが、別に決め付けるつもりはなかったですから。実際にスタートは出たんですが、二の足がつかなかったので。だから馬が距離を知ってたのか前に行こうとしなかったので、それならと後ろからの競馬になったんですが、それでもこの馬ならやれると思っていたので、後はレースの流れを見て、どのへんから仕掛けようかと思って乗っていました。
◎今回は古馬との対戦になりますが。
初めてなのでどんな形になるかわかりませんが、同じ3歳世代が古馬相手にいいレースをしていますので、比較してそんなに差はないと考えています。ゴールドシップの力を信じて乗りたいと思います。
◎ここ数年3歳馬が頑張っていますね。
その仲間入りが出来ればと思っています。
◎枠順が左右しそうな中山のコースでどんなレースを考えていますか。
スタートしてみないとわからないですが、枠順はどこでも。この馬に枠は気にしてないですね。
◎位置取りなどはどのあたりを考えていますか。
行ければ行くし、馬が行かなければ行かないし、別に菊花賞のように最後方からのレースなんてしなくてもいいでしょうし、スピードがあれば前に付けてもいいと思ってますので、それは当日になってみないとわからないですね。
◎良馬場の中山競馬場はこの馬にとってどうでしょう。
あまり馬場も気にしないですね。良馬場とか不良馬場とかコースがどうのこうのと気にする馬ではないので関係はないと思います。
◎有馬記念は内田博幸騎手にとっても勝ちたいレースじゃないでしょうか。
本当に一年の締めくくりですし、僕が騎手になろうと思ったのはジャパンカップを見たりしたことですが、騎手になってからはオグリキャップが引退レースでああいうドラマチックな勝ち方をした憧れのレースだったので、そういうレースでこれだけの有力馬に乗れるということはジョッキーとして幸せだと思いますし、本当に責任も十分に感じるレースだと思います。
◎ファンの夢を乗せてレースをするわけですね。
ファンはもちろん関係者の思いもありますから、あとは自分の気持ちもそこに入ってますので、あとは自分がどう冷静にレースをするかだと思いますので、もうそれだけですね。
◎先週、栗東の坂路で負荷をかけた調教をしているようですが、須貝調教師とは何か話はされましたか。
馬自身もパワーアップしているようですし、古馬との対戦になるので今までよりも馬はパワーアップしていると聞きましたので、あれ以上パワーアップしたら乗りこなせるのかな?と思うぐらいの馬なので(笑)、信用して乗ろうと思います。
◎当日まで期待が膨らみますね。
いいレースができればと思いますし、ファンや関係者の皆さんに感動を与えられるようなレースができれば一番いいと思います。
(取材:佐藤泉)
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