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前回の武蔵野ステークスではオープン入り初戦ながらスタートの遅れをものともせずに1番人気で初の重賞制覇を果たしたイジゲン。
 今朝は9時半過ぎにダートコースの向正面の左奥のゲートから出る練習の後、ウッドチップコースに入り、ストローハットを先導役にして楽な形で並びかけて直線を駆け抜けた。

 調教後すぐに行われた記者会見の内容は以下のとおり。

●イジゲン(ライアン・ムーア騎手)

◎今朝の調教についてどんな指示がありましたか。
 馬が良く動けているかどうかの確認でしたが、馬が良く動いて、いい調教ができたと思います。

◎前の馬を追いかけて内側に入って交わすという形でしたが、馬の反応はどうだったでしょうか。
 スムーズでいい反応でした。

◎前回と比べて状態はどうでしょうか?
 前回と同じぐらいのコンディションですね。

◎武蔵野ステークスのレースぶりはどう評価されてますか。
 凄く衝撃的でした。馬の能力にも感激しました。

◎スタートがあまりうまくありませんでしたが。
 特に理由はわかりませんが、今回は普通にスタートを出てレースをしてくれればと思います。

◎現段階でのイジゲンの長所はどういう所でしょう。
 潜在的に能力を持っていていいスピードを持っていますので、期待しています。

◎今まで乗った馬の中で似たようなタイプはいましたか。
 いい馬には沢山乗っていますが、イジゲンはダート馬ですし、私は芝で沢山の馬に乗っていますので、ヨーロッパのダート馬を挙げたとしても皆さんにはわかって頂けないと思います。

◎前回は1600メートル。今回1800メートルのレースですが。
  前回より200メートル延びるだけですが、馬場も小回りですし問題はないと思います。

◎イジゲンの今後の可能性をどう感じていますか。
 まだ3歳なのでまだまだこれから強くなると思います。

◎どのあたりに可能性を感じますか。
 乗った感じが凄くいいのと、前回がとても印象的でしたから、このまま成長してくれればいい馬になるだろうと感じるだけです。

◎改めて日本のGIレースの雰囲気はどう感じますか。
 先週のジャパンカップのレースもいいレースでしたし、日本の馬が強いということを世界に証明したと思うので、そういう意味で私も日本のGIレースの素晴らしさを捉えています。

◎今回のレースに向けての意気込みを聞かせてください。
 今までに勝った馬、成長途中の馬、イジゲンのようにGIに初挑戦しようという馬たちが一杯いるレースになりますので楽しみにしていますし、いい結果が出るように頑張って乗りたいと思います。


●イジゲン(堀宣行調教師)

◎今朝の調教はどんな指示だったのでしょうか。
 最初の折り合いの面の確認と、競馬に行って反応が鋭すぎる所があるので、そこの加速の部分の確認ということと、全体的な時計に関しては先導役を付けてイメージどおりの調整ができました。

◎ムーア騎手は非常に良かったと言ってましたが、堀調教師自身はどう捉えましたか。
 調教は時計は出せばもっと出る馬なんですが、まだ成長段階の馬なのでこのぐらいの感じで体勢は整ったのではないかと思います。

◎イジゲンの動きがいいと考える基準はどんなところにありますか。
 イジゲンについては他の馬よりも基本的に前向きな性格ですので、最後までしっかりとハミを取って走っていればというわかり易いタイプだと思います。

◎前回の武蔵野ステークスのレースぶりはどう評価されてますか。
 結果的に勝ちましたのでいろいろ迷惑はかけずに済んだんですが、調教師としてはちょっと恥ずかしい感じでした。ムーア騎手がペースが緩んだところでコーナーからスムーズな加速をしていって、その判断に助けられたと思います。

◎その前のレースは逃げ切り勝ち、で、武蔵野ステークスは出遅れてしまいました。普段の練習ではスタートに問題ないようなんですが、レース本番で安定しないのは原因はあるんでしょうか。
 本番のために練習をしてますから、本番で悪いというのは問題だとは思います。厳しい目で見て本当に大丈夫かという目で見て、今回もより実戦的なシチュエーションを作って練習をしてきました。

◎レースはムーア騎手を信頼してということになりますか。
 基本的には中間も出来る限り手綱を取ってもらってコミュニケーションを図ってもらってやってきましたので、できることは短い時間ではありましたがやってきたと思います。

◎イジゲンが夏を越して成長してきたと思う点はどうでしょう。
 まだ完成途上で馬体の方もこの夏を越えて特に変わって来たというところはないです。ジワジワと成長してきているとは思いますけど、そんなに大きく変わったという感じはないですね。

◎精神的な面ではどうでしょう。
 精神面では競馬をある程度コンスタントに使うような形になって、この秋2回使えていますので、そういった意味では少しバランスは取れてきたかと思いますが、基本的に性格に変化があったということはないと思います。

◎ライアン・ムーア騎手にはどんなレース運びを期待されますか。
 今回はとにかくゲートをスムーズに出てということでしょうか。

◎中2週で阪神への輸送がありますが。
 中2週でここ2回使ってますので、調整としてはそんなに特別なことはないですね。輸送も春に一度行ってまして、その時の経験から輸送で大きく体重が減るとかいうことはありませんでしたので、特別なことは考えていません。

◎阪神のダート1800メートルの舞台はどうでしょう。
 距離的にはいいと思いますし、やってみないとわからないところはありますが、適性はあると思います。

◎GIの強力なメンバーに対してイジゲンのポテンシャルに期待しているファンも多いと思いますが、レースに向けて意気込みを教えてください。
 まだまだ成長途上ですし、課題も沢山ある馬ですけど、基本的にはまだ成長する前にこのGIにたどり着いてしまったというのが正直なところで、見切り発車的な部分ですとか不安な部分が沢山あるんですが、できるかぎりそういう部分を埋めて能力を発揮させたいと思います。

(取材:佐藤泉)


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