今年前半を締めくくるダート戦線の大一番、統一ダートグレード競走(Jpn1)農林水産大臣賞典第35回帝王賞(1着賞金6000万円、ダート2000)は、JRA勢6頭を含め全国から13頭を集めて行われ、2番人気のゴルトブリッツ(JRA栗東・吉田直弘厩舎、川田将雅騎乗)が直線で一気に抜け出して快勝。新ダート王の座に就いた。
レースは1番人気のエスポワールシチーが大外枠からダッシュ良く1周目スタンド前で逃げの戦法に出たが、1コーナー過ぎからランフォルセが交わしてペースを握り、それをエスポワールシチー、ゴルトブリッツが追ってその後ろにミラクルレジェンド、4番人気のテスタマッタが続いた。
4コーナー手前でエスポワールシチーが先頭に並ぶとゴルトブリッツ、テスタマッタ、ミラクルレジェンドらも内外に広がって差を詰めて激戦となったが、鋭い脚を繰り出したゴルトブリッツが外から一気に捉えて後続を3馬身半突き放した。2着にエスポワールシチーが続き、3着にテスタマッタが入った。4着にはシビルウォーが追い込み、内の狭いところに入ったミラクルレジェンドが立て直して5着。上位はJRA勢が独占した。
勝ったゴルトブリッツは父スペシャルウィーク、母レディブロンド(その父シーキングザゴールド)という血統の牡5歳馬。通算成績は19戦10勝(地方競馬では5戦4勝)。
レース後の関係者の話は以下の通り。
1着 ゴルトブリッツ(川田将雅騎手)
パドックで凄く落ち着いてましたし、馬場に出て返し馬(ウォーミングアップ)に行ってもいいリズムでキャンターに行けたので調子が良さそうだなと思いました。上手にゲートも出てくれましたし、理想的な流れでいい位置を楽にとれましたし、強い馬たちを見ながらいいリズムで道中運べたので、何も心配することなく乗っていました。今回強い馬を相手にこういうGIを取らせてもらいましたし、秋にはもっとまた大きなレースを取れるように、馬と共に頑張りたいと思います。今回初めてゴルトブリッツはGIを勝てましたし、これから秋、そして来年へと向けて、ますますいい競馬をしてくれるんではないかと期待していますし、ファンの皆さんにも期待していただいて、またこの馬と走る時には精一杯応援してもらえたらなと思います。
(吉田直弘調教師)
「スタッフ、騎手、馬が頑張ってくれたおかげです。ゴルトブリッツが初GI制覇を飾ってくれて嬉しいですが、同時にさらに進化するために課題に取り組まないと、とも思っています。直線もゴルトブリッツしか見ていなかったのですが、いい走りをしてくれました。ぜひこれからも応援して頂けたらと思います」
2着 エスポワールシチー(佐藤哲三騎手)
「距離的に若干長いですし、ナイターで物見をする面があって、探りながら走っていました。ただ、最近では一番良い感じでしたし、しっかりと集中して走っていました。この馬にとってベストな距離ならもっといい勝負が出来るはずです。負けた事は悔しいですが、仕方がありません。今日は納得の出来るレース内容でした」
3着 テスタマッタ(岩田康誠騎手)
「折り合いがつきましたし、前回より成長しているのが感じられました。今後につながると思います」
5着 ミラクルレジェンド(内田博幸騎手)
「狭い所に入ってしまって、出られなかったのが…」
(取材:大関隼)
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