今年最初の統一ダートグレード競走(Jpn3)第15回TCK女王盃(1着賞金2200万円、ダート1800)は大井競馬場に牝馬11頭を集めて行われた。
レースはスタートでつまずいた2番人気のプレシャスジェムズが残り1周地点で先頭に立ってそれを1番人気のカラフルデイズがマークするように進む。6番人気のウェディングフジコが3番手を進み3番人気のパールシャドウ、4番人気のショウリダバンザイ、7番人気のハルサンサンなどが一団で4番手集団を形勢して、スタートでつまずくような感じで遅れた5番人気のプロヴィナージュはこの集団の後ろからの競走。4コーナーでカラフルデイズがプレシャスジェムズを交わしに出るがプレシャスジェムズもしぶとく粘り、外からウェディングフジコが並びかけて3頭の接戦からカラフルデイズが抜け出たところを大外をジワジワ伸びてきたハルサンサンがゴール寸前で捉えて優勝した。
アタマ差でカラフルデイズが2着となり、最後はパールシャドウも加わり3着争いは大接戦となったが最後まで粘り腰を発揮したプレシャスジェムズが2着に1馬身差の3着を確保。ハナ差で8歳馬ウェディングフジコが続き、さらにアタマ差でパールシャドウが5着となった。
勝ったハルサンサンは父サウスヴィグラス、母ハルワカ(その父ワカオライデン)という血統の4歳馬。船橋の佐藤賢二調教師の管理馬で今野忠成騎手の騎乗。一昨年の9月に船橋でデビューし2着だったがその後3連勝。3歳に入って重賞の勝ち星すらなかったが、東京プリンセス賞、関東オークスをともに4着と健闘し、昨年後半も黒潮盃5着、戸塚記念3着、牝馬同士のロジータ記念ではクラーベセクレタの2着、年末のシンデレラマイルでもテイエムヨカドーの2着と重賞勝利まであと一歩に迫っていた。通算成績は15戦5勝。
レース後の関係者のコメントは以下のとおり。
1着ハルサンサン
(今野忠成騎手)
今日はよく馬が走ってくれました。思ったより流れが遅くて折り合いを欠いていたんですが、うまく最後に反応してくれたのでホッとしてます。反応は良かったんですが強い相手と戦っていることもあって伸びてくれるかは半信半疑だったんですけど、何とか馬を信じて乗らせてもらいました。これまでこの馬になかなか上手に乗れていなかったんですが、ずっと佐藤先生には怒られっぱなしで、次に乗せてもらえるかわからないっていうヒヤヒヤな気持ちで乗せてもらいました。今回、結果が出せて良かったです。
(佐藤賢二調教師)
2歳で扱い始めたころから力のある馬だと思っていたんですけど、今回こうして(重賞を)勝つことができて良かったです。中央の有力馬がほとんど先行するので、その後ろについて行って、今野君がうまく折り合いを付けてくれて終いの脚を生かしてくれ勝てて良かったと思っています。今回は中央の馬が強いので、私も半信半疑だったんですが、馬体もふっくらしてきて状態がいいので頑張って欲しいという気持ちはありました。4歳になって体も大きくなって精神的にも昔のようにカリカリしなくなりました。そこが良くなったところだと思います。今後は馬の状態を見ながらレースを決めて行きたいと思います。
2着カラフルデイズ(岩田康誠騎手)
内のプレシャスジェムズが出遅れたので、ハナに行こうと思ってスタートで押さえず出して行ったんですが、その分少しひっかかりました。それでも勝てると思っていたんですが・・・
3着プレシャスジェムズ(吉田隼人騎手)
ゲート内で落ち着いていたので、今日はうまく出ると思ったんですが、たまに今日のように脚を滑らせて出遅れてしまいます。それでもハナを切って向正面で息も入り自分のペースで行けました。3コーナーからは早めに他の馬に来られて苦しい流れになりましが、よく最後は盛り返していますし、この馬の力は見せてくれました。
(取材:小林雅巳)
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