お知らせ:

競馬実況web

美浦の河野通文調教師について、日本中央競馬会施行規程第53条第6号に該当することから、調教師免許を取り消すことが相当であるとの意見書を、JRAの裁定委員会が平成23年8月12日付で理事長に提出した。

 これを受けて、行政手続法に基づき河野調教師に対する聴聞を実施し、公正審査会議に諮った上で、JRAは河野調教師の免許を取り消したことが発表された。

 なお、河野調教師については、かねてから知り合いであったI氏について、暴力団関係者であるとの認識を持ったにもかかわらず、交際を途絶することなく、I氏から平成22年7月30日に金1000万円の借り入れの申し込みを受けて即日これに応じ、大阪伊丹空港において現金1000万円を貸し与えた事実が判明したことから、JRAの調教師としての適格性を著しく欠き、日本中央競馬会競馬施行規程第53条第6号に該当するものと認められたので、同条の規定に基づいて調教師の免許を取り消したという。

<参考=日本中央競馬会競馬施行規程>
第53条 調教師または騎手が、次の各号のいずれかに該当するときは、その免許を取り消すことがある。

[(1)~(5)省略]
(6)前条第3号および前各号に定めるもののほか、調教師または騎手として競馬の公正かつ安全な実施の確保に支障を生ずるおそれがあると認めるに足りる相当な理由があることが判明したとき。

< 日本中央競馬会 土川健之理事長のコメント>
 競馬の公正確保は、競馬を支える根幹であり、それなくしてファンの信頼は得られないものと考えております。このため、調教師をはじめとする全ての競馬関係者は、公正確保に関する重い責任と義務を負っております。
 相手が暴力団員であることを認識しながら金銭を貸し付けるという行為は、競馬の公正確保の担い手である調教師として断じて許されないものであり、到底容認できるものではないと判断し、厳正な処分を行いました。
 今回、調教師によってこのような行為が行われ、中央競馬のファンの皆様の信頼を裏切る形となったことは極めて遺憾であり、ファンの皆様をはじめとする関係各位に深くお詫び申し上げます。今後はこのようなことのないよう、関係者に対し指導、注意喚起を行い、競馬サークル一丸となって公正確保に努め、中央競馬の信頼回復に努める所存でございます。

(JRA発表による)

 河野調教師は1950年1月8日生まれの61歳。1991年に厩舎を開業し、1992年にアサカリジェント(弥生賞)で重賞初制覇を飾り、2005年の安田記念を勝ったアサクサデンエン、昨年の全日本2歳優駿を勝ったビッグロマンスなどを手がけた。また、2008年に新人として史上最多となる年間91勝を挙げた三浦皇成騎手が、デビューから2009年10月まで河野厩舎に所属していた。


お知らせ

お知らせ一覧