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大井競馬場で行われた統一ダートグレード競走(Jpn1)農林水産大臣賞典第34回帝王賞(1着賞金6000万円、ダート2000)は、圧倒的人気に推されたスマートファルコン(JRA栗東・小崎憲厩舎、武豊騎乗)が2着に9馬身差を付けて逃げ切り勝ちをおさめ、重賞5連勝を達成した。

 レースはスマートファルコンが逃げ、マグニフィカが2番手、エスポワールシチーが3番手、バーディバーディが4番手を進んで後続を大きく離して先団グループを形成。前半1000メートルを59秒8のペースで、一旦ペースが緩んだあと3コーナー過ぎに再びペースが上がるとマグニフィカが脱落してエスポワールシチーが2番手に上がりバーディバーディと共にスマートファルコンを追ったが最後の直線で11秒3、12秒1のスピードに差は開く一方。エスポワールシチーは2着死守が精一杯。バーディバーディが1馬身4分の1差の3着に流れ込む形となった。後続から追い上げたボンネビルレコードが更に4馬身差の4着。払戻金は三連単でも290円という超低配当だった。

 勝ち時計の2分1秒1は2006年にアジュディミツオーが記録した2分2秒1を1秒0更新するレースレコード。昨年12月の東京大賞典でスマートファルコン自らが記録したコースレコードに0.7秒差の速いタイムの決着だった。
 勝ったスマートファルコンは父ゴールドアリュール、母ケイシュウハーブ(その父ミシシッピアン)という血統の牡6歳馬。通算成績は29戦19勝(うちJRAで8戦4勝)となった。重賞は昨年11月のJBCクラシックから5連勝。

 レース後の関係者のコメントは以下のとおり。

1着 スマートファルコン
(武豊騎手)
 今日は僕はただ乗っているだけでした。スピードのある馬ですがそれが最後まで続くというのがこの馬の一番の武器だと思いますし、馬の状態も今日は本当に良かったんで、ここは気持ち的には落とせないレースだと思ってました。レースが終わって本当にほっとしました。さすがに余裕のレースではなかったですが、直線に向いてもうひと伸びしてくれた時に改めて凄い馬だなと思いました。
 今日もたくさんのお客様が来てくれてましたし、断然の1番人気でしたので何とか責任を果たせてよかったです。今日僕自身はいいレースができて本当にうれしく思います。ファンの皆様にはいつも競馬を応援していただきありがとうございます。われわれはもっといいレースをしていきますので、これからも応援してください。

(小崎憲調教師)
 去年も帝王賞を走ったんですが、去年は悔しい思い(6着)をしましたんで、今年前半は絶対ここを取りに行くつもりでやってきました。勝ててよかったです。昨日栗東を出る時にいつもどおり(馬の体重が)518キロでしたので、南関東に来ると結構体重が減るんでちょうど500キロぐらいで出走するのかと思っていたんですが、思ったよりちょっと重かった(507キロ)ですけど、こっちに来て飼い葉を良く食べていたんでその分かなと。体調に関しては全く問題なく思ってました。今日は枠順も良かったんで、偶数枠を引けたのもありましたし、スタートだけしっかり決めてもらえば後はいつもどおり。絶対的なスピードがありますんで、後はジョッキーにお任せという感じでした。1000メートルのラップも東京大賞典よりちょっと遅いぐらいだったんですが、かなり速いペースだったんで、この馬場でどうなのかなと思ってたんですけど、正直僕らも予想のつかない規格外の馬ですね。
 この後は夏休みに入って完全にオーバーホールしまして、一応、(来年3月の)ドバイを狙っていくローテーションを組んでいこうかなと思っています。今年もドバイに行きたかったんですが、東京大賞典の反動が出まして、行くつもりで調整していたんですけど諦めましたんでね。去年の帝王賞の借りはここで返したんで、次はドバイに照準を絞って行きたいですね。ただライバルが多いので(出走できる日本馬の)枠を取りに行くのもなかなか大変だと思うので、秋も、ドバイに行きたいので、それに向けて(ドバイに行けるような)ローテーションを組んでいきたいですね。

8着 マグニフィカ(石崎駿騎手)
 今日のペースは尋常じゃなかったですね。ただ、マグニフィカは前に乗った時よりパワーアップしていました。

(取材:大関隼)


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