前哨戦のセントライト記念を後方から一気に脚で勝利したクォークスターは9時半過ぎにウッドチップコースに入り前に馬を置いて直線で並びかけてゴール手前で抜け出るような形の調教。鋭さの片鱗を見せた。
●クォークスター(橋本篤典調教助手)~共同記者会見から
○今朝の調教はどんなものだったでしょうか。
調教師からの指示としましては、5ハロン(残り1000メートル)から3ハロン(600メートル)までの間は1ハロン15秒程度で、そこからペースを上げて直線併せ馬。で、残り1ハロン(200メートル)まで併せ馬をしてそこから反応を確かめるというものです。その調教の意図としましては、先行する(同じ厩舎の)リバティバランスを前に置いて1ハロン15秒のスピードの中で折り合い面を確かめるということと、コーナーワークでもたれがないかを確かめて直線で併せ馬をした時には、併せ馬をしてもしっかり馬が我慢が利くかというのと、残り1ハロンでは反応を確かめるということでした。
○橋本さんご自身は併走したリバティバランスに乗っていたわけですが。
併走馬の方からクォークスターの様子を見させてもらいましたが、直線で(体を)併せてもしっかり我慢が利いてましたし、直線残り1ハロンの伸びも素晴らしかったと思います。並んでからもじっと我慢してましたから折り合い面も全く不安はないですし、最後の反応という意味でも良かったと思います。
○セントライト記念でも、不利があったラジオNIKKEI賞でも最後の脚は素晴らしかったですね。
その前のプリンシパルステークスもそうですが、末脚を伸ばすという形がこの馬の形かなと思ってますんで、いい競馬をしてくれてると思います。
○セントライト記念では予想より後ろの位置取りになりましたが。
調教師とジョッキーが話した中でもスローで流れるだろうから少し前目でという予想を立てていたんですが、レースの流れも違いましたし、馬自身もゲートから出てスッと好位置に取り付けるような感じではなかったので、それならそれっていうことで、後ろでドンと構えてということでレースは運びましたけど、3コーナーから4コーナーにかけてからの脚というのは素晴らしいものがありましたし、ちょっと直線では届かないかなという感じでしたけど、キッチリ最後で差し切ってくれましたし、坂を上がってからの伸びは素晴らしいものがあったと思います。
○前回のレースで厩舎の中での評価はどう変わりましたか。
もともと評価の高い馬でした。春先ちょっと2着を挟んだりとか成績的に頼りない面もありましたけど、厩舎の期待度は高い馬で、春のクラシックへの出走はなりませんでしたけど、それら(クラシック出走馬)と戦った経験も少しはありますので、世代の中ではかなり上位の実力を持った馬だという評価は当初から持ってました。
○そろそろ上位の馬を逆転してくれる期待もあると思いますが。
GIですし、その世代の中でナンバーワン、ナンバーツーと思われる馬たちも出てきますので、そう(逆転)なってくれればいいなという希望はあります。
○久々の京都への輸送になりますが、その点はどうでしょう。
その辺はカギになるんではないかと心配はしています。一度経験してその時も金曜に輸送して土曜日は運動してレースに向かうという厩舎の基本的なスタイルでやったんですが、その時の印象としては少し1日(京都競馬場に)置いたことでフラストレーションがたまって、レースに行っても引っかかり気味のハミの取り方をしてみたりという面を見せたりしてましたんで、今回その対策として一応京都でも少し調教をするということで、藤岡騎手に最終調整をしてもらうということで乗る準備はしていって、今の予定ではハッキング程度ですけれど、到着してからの様子で加減をするということになると思います。
○長丁場の2回の坂越えのレースですが。
脚質的にも長丁場という面は不安視はしてません。ただ3歳のこの時期に3000メートルを走るというのは非常につらいことだと思うので、まずは無事に帰ってきて欲しいなというところはあります。
○最後の直線が平坦だというのは合っているんじゃないですか。
はい、ゴボウ抜きしていく姿を見たいです。
(取材:佐藤泉)
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