川崎競馬場で行われた3歳牝馬による統一ダートグレード競走(JpnII)第46回農林水産大臣賞典関東オークス(1着賞金3200万円、ダート2100)は、1番人気のシンメイフジ(JRA栗東・安田隆行厩舎、内田博幸騎乗)が2着に1馬身半の差を付けて優勝。同時に7月14日のジャパンダートダービー(JpnI)への優先出走権を獲得した。
レースはJRAのアイシークレットが後続を離して逃げ、それをギンガセブンが追い、キョウエイトリガー、シンメイフジ、ハーミア、アドマイヤオンリーが3番手集団で続く形。ややアイシークレットの脚色が衰えた3コーナー手前から後続集団が差を詰め、その中からシンメイフジが抜け出した。
2着に中団から追い込んだ4番人気のハーミアが入り、クビ差の3着に10番人気のギンガセブンが粘る形。4着には2馬身半の差で12番人気のケルナーカーニバルが続いた。2番人気のショウリダバンザイは最後に差を詰めたものの4着からクビ差の5着。4月から水沢、佐賀、園田、名古屋と5連勝で臨んだ笠松のエレーヌは6着、3番人気のアドマイヤオンリーは勝負どころで後退しシンガリ14着だった。
勝ったシンメイフジは父フジキセキ、母レディミューズ(その父ティンバーカントリー、その母シンコウラブリイ)という血統。昨年7月にJRA阪神でデビュー。3戦目の新潟2歳ステークスを勝ち、12月の阪神ジュベナイルフィリーズは5着。今年初戦のフラワーカップは5着、JRA牝馬クラシックの桜花賞は6着、優駿牝馬(オークス)は11着に敗れていた。
今回はデビュー8戦目で初のダート戦だった。
レース後の関係者のコメントは以下のとおり。
1着シンメイフジ
(内田博幸騎手)
初のダート戦、ナイターの経験もなかったのですが、いい競馬ができて力を見せられたのではないかと思います。
好位置に付けたいと思っていたんですが、いいスタートでいい形でレースが進められて、前(逃げ馬)が引っ張ってくれたので乗りやすかったですね。
牝馬なので時折かん性の強い面を出すこともあるようですが、今日はしっかり走ってくれました。身体が柔らかくてリキミのない分、2100メートルの距離も持ったのだと思います。この馬の初めての手綱で責任を果たせて良かったです。
(安田隆行調教師)
初ダートで不安もありましたが、勝てて良かったです。オークス(優駿牝馬)の疲れもなく飼葉食いも良くて順調にここまで来られました。ゲートでふわふわする面があるので、ジョッキーにはゲートに気をつけて欲しいと言っておきましたが、完璧に乗ってくれて安心して見ていられました。
ダートをこなしてくれるのが分かったので、この先の選択肢が広がりました。次のレースは馬の状態を見てからですね。
3着ギンガセブン(本橋孝太騎手)
距離はもたないのかと思っていたんですが大丈夫でしたね。こういう馬場も嫌がっていなかったし、展開も理想的でした。良く粘ってくれました。
5着ショウリダバンザイ(真島大輔騎手)
今日はいつものような反応がありませんでした。ササるような部分もあったし、見えない疲れがあったのかもしれません。
(取材:舩山陽司)
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