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3歳の条件馬は今週から古馬との混合戦になる。春のクラシックの舞台に立てなかった馬は、最後の一冠へ向けて古馬との戦いに挑む。

 そんな中、日曜函館メインの1000万特別戦・HTB杯(芝2000m)に登録した唯一の3歳馬がトウカイメロディ。青葉賞6着でダービーへの出走は叶わなかったものの、中山芝2200mで未勝利、500万特別の山吹賞を勝っており、長距離適性の片鱗を示している馬だ。この時期に古馬相手で結果を残せば、最後の一冠に向けて視野が開けてくる。

 馬はすでに函館入りしているが、レースへの見通しなどを後藤由之調教師に伺うことが出来たのでご紹介したい。

●トウカイメロディについて、後藤由之調教師(馬は函館入厩済み)
「青葉賞は、スタート直後から場所取り合戦のような感じで、随分プレッシャーをもらったレースでした。スタート直後、3コーナー、4コーナーから直線に向くところでも他の馬とぶつかってしまって苦しい競馬でしたが、その中でもめげずに前向きに競馬をしてくれたことは評価しています。

 ダービーは登録しても難しいかなと思ったのですが、3分の1の確率で入れるということになって急遽登録しました。結果的に抽選で除外になりましたが、その前から青葉賞で権利が取れなかった時には北海道へ、という方向でやってきました。馬体や気持ちにも痛みや傷つきのない馬で、こんなに心身健康な状態で3歳の春シーズンを終えてくれた2勝馬というのは、厩舎を開業してから初めてかも、と思うくらい順調に行ったんです。ただ、少し馬体重の軽い馬なので、ずっと厩舎に置いて体力をつける目的の調教を繰り返して、そこから仕上げに入りました。

 今回はハンデ53キロですが、この馬は切れ味のあるタイプではないので、切れ味のある馬の方がどちらかというとハンデの増減の影響が大きいのではと考えていますから、それほど有利不利という影響はないのかな、と思っています。

 今までは、切れ味で勝負するタイプではない馬の割に後ろから前に馬を置いてという形の競馬が続いていましたが、この形は不利を受けてしまうことも多いので、今度は前のほうで、積極的に運べたらと思います。この後は北海道の2600m戦を使おうと考えていますし、相手次第ではありますが、脚質転換して前で運ぶ形を2000mで取れたらと思います。

 この辺りで、長距離馬としての適性を、出来れば前に行って見せてくれればいいですね。ここで結果が出れば秋に向けて展望が開けますし、前向きに進めていきたいと思わせてくれる馬ですよ」

(取材:大関隼)


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