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重馬場の大井競馬場で行われた重賞の第16回マイルグランプリ(SII・1600m・1着賞金2500万円・16頭)は、中団から徐々にポジションを上げて4コーナーで3番手のインコースにつけていた4番人気クレイアートビュン(的場文男騎乗)が、ゴール前で逃げ粘るヴァイタルシーズを捉えて勝った。
 13番人気のヴァイタルシーズが粘って1馬身1/4差の2着、1/2馬身差の3着には後方待機から外を通って急追した12番人気のディアヤマトが入り、1番人気のマズルブラストは最後に一伸びを欠いて4着、2番人気のマンオブパーサーも5着と敗れた。
 2,3着に人気薄の伏兵が飛び込んだことで3連複は30万9910円、3連単は185万8060円と高配当になった。

 勝ったクレイアートビュンは父トーホウエンペラー、母ベロニカ(その父エイシンサンディ)という血統の6歳牡馬で、浦和・小久保智調教師の管理馬。水沢から3歳夏に南関東へ転入し、安定した成績を残して徐々にクラスを上げ、2008年の埼玉栄冠賞で重賞初制覇。その後も重賞で善戦はするもののなかなか勝ち星を上げられなかったが、およそ1年5か月ぶりの白星が嬉しい重賞2勝目となった。通算成績は51戦9勝。

<レース後の関係者のコメント>
1着 クレイアートビュン
(的場文男騎手)
「スタートはゲートの中から飛び上がるように出たので、あまり良くありませんでした。それで、1コーナーでもうこの位置で我慢してレースをしよう、と思いました。道中の手応えが良くて、4コーナーではもう後ろからかわされたら仕方ないと思って、積極的に行きました。この馬にはB3にいた頃から乗っていますが、先生やスタッフの方々のおかげで、どんどん力をつけています。善戦止まりで重賞をなかなか勝ち切れませんでしたが、こういう舞台で勝てて嬉しいです」

(小久保智調教師)
「嬉しいの一言しか思い浮かびません。状態はこれまで通りでしたが、レースとしてはこの馬に合った展開になったと思います。次はまだ未定ですが、今年一番の目標は浦和記念です。それに向けて一つ一つ頑張っていきたいと思います」

2着 ヴァイタルシーズ (水野貴史騎手)
「ハナを切って道中も楽に行けました。負けはしましたが、自分の形で良いレースは出来たと思います」

3着 ディアヤマト (坂井英光騎手)
「中団からレースをしてもと思い、後方から行ってうまく嵌らないかな、と思っていました。少しマイルは長いようです」

4着 マズルブラスト (戸崎圭太騎手)
「この所、長い距離を使っていたことの影響があったかも知れません。状態は問題なかったのですが」

5着 マンオブパーサー (菅原勲騎手)
「大外枠で外、外を回らされてしまいました。ただ、右回りは問題ありませんでした」

(取材:小林雅巳)


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