不良馬場の大井競馬場で行われた重賞の第54回金盃(SII・2000m・1着賞金2500万円・11頭)は、好位を進んだ2番人気のマズルブラスト(戸崎圭太騎乗)が4コーナー3番手から直線抜け出すと、圧倒的人気セレンの追い上げを振り切って勝った(勝ちタイム2分6秒1)。セレンは中団後方待機から4コーナーで先団に取り付いて迫ったが1/2馬身差で2着、先行したクレイアートビュンがさらに1/2馬身差の3着だった。4着にはシャレーストーン、5着には逃げたロイヤルマコトクンが入っている。
勝ったマズルブラストは父ホワイトマズル、母セーヌリバー(その父ノーリュート)という血統の8歳牡馬で、船橋・川島正行調教師の管理馬。3歳時には羽田盃と東京ダービーで3着、古馬になってからも重賞戦線で活躍を続けている。通算成績は43戦13勝、重賞は2006年の東京記念、2007年の大井記念、今年の報知オールスターカップに続いて4勝目。
<レース後の関係者のコメント>
1着 マズルブラスト
(戸崎圭太騎手)
「スタートは上手なので、道中は折り合いに専念することを考えていました。相手はセレン1頭だろうと思っていましたし、長く良い脚を使えるので早めに先頭に立ちました。外からセレンが来たのは分かりましたが、馬が根性を出して頑張ってくれたし、僕も一生懸命追いましたよ。8歳ですが、ここに来て充実して来ていますし、今後もっといいレースが出来ると思います」
(川島正行調教師)
「勝島王冠で負けた時のように先に動かれてはいけないので、戸崎騎手にはセレンより先に動いてくれ、と指示していました。戸崎騎手もその通り上手く乗ってくれましたが、最後の直線は思ったほどではなく、セレンやクレイアートビュンが差を詰めて来ていたのでゴールまで勝てるか分からなかったのですが、馬が頑張ってくれました。8歳の今、本当に充実していますが、今後のことは未定です。今年のローテーションはこれからオーナーと相談して決めたいと思います」
2着 セレン (石崎隆之騎手)
「ペースが遅くて、1コーナーまでは行きたがっていました。道中早めに動いた分、終いの伸びが今ひとつだったのかな。仕方ないね」
3着 クレイアートビュン (的場文男騎手)
「向正面でマズルブラストに外から被されて、馬が怯んでしまいました。それがなければ、もっと際どかったかも知れないね」
4着 シャレーストーン (菅原勲騎手)
「馬は良くなっていたと思いますが、砂を被らない位置で、折り合いがつきませんでした。それが全てです。距離云々よりも、砂を被らせて、行きたがるのを我慢させられたら良かったんですけど」
(取材:小林雅巳)
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