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12月13日(日)、香港のシャティン競馬場で行われた香港国際招待レースの結果は以下の通り。

●香港ヴァーズ(GI、芝2400m、13頭)
 最後方からレースを進めたフランスの3歳牝馬ダリャカーナ(G・モッセ騎手)が、直線で一気に追い込み初GI制覇を決めた。勝ちタイムは2分27秒51(良)。2着はイギリスのスパニッシュムーン、3着はフランスのカスバーブリスが入り、欧州勢が上位を独占した。
 日本から遠征したジャガーメイルは好位から直線で一旦先頭に立つ見せ場たっぷりのレースをし、勝ち馬から半馬身差の4着と健闘した。凱旋門賞3年連続2着の実力馬ユームザイン(イギリス)は10着と大敗した。

~レース後のコメント~
4着 ジャガーメイル(スミヨン騎手)
「馬はとてもよく頑張りました。直線で一度先頭に立ちましたが、そこからが厳しいレースとなりました。前走よりも馬は走っていました」


●香港スプリント(GI、芝1200m、14頭)
 香港の最優秀スプリンター・セイクリッドキングダムが好位から早めに抜け出して優勝。一昨年に続いて香港スプリント2勝目を挙げた。鞍上はB・プレブル騎手。勝ちタイムは1分9秒16。2着はワンワールド、3着はジョイアンドファン、4着グリーンバーディーで地元香港勢が1~4着を独占。香港勢は香港スプリント8連勝となった。
 日本から遠征したローレルゲレイロは果敢にハナを奪いに行ったものの、すぐさま奪い返されて2番手からの競馬。直線半ばまでは粘ったが失速して13着に敗れた。グローバルスプリントチャレンジ総合優勝が掛かっていたシーニックブラスト(オーストラリア)は最下位14着だった。

~レース後のコメント~
13着 ローレルゲレイロ(藤田騎手)
「ゲートを出てから他馬に寄られましたが、前につけました。この時計を考えれば残ってもおかしくなかったです。この馬はすべてが噛み合わないと難しいですね」

(昆調教師)
「残念です。今日はゲートがうまく行きませんでした。いつもの形に持って行くのに時間が掛かり、その分堪えたかもしれない。今年の香港スプリントは強いメンバーが揃っていたので、自分のパターンで競馬を出来たとしても厳しいレースになると思っていました。凄くいい状態で迎えられましたが、競馬には勝ち負けがあるので仕方ありません」


●香港マイル(GI、芝1600m、14頭)
 香港のマイル王・グッドババが後方から鋭く追い込み3連覇を決めた。鞍上はO・ドゥルーズ騎手。勝ちタイムは1分34秒60。初めてのマイル戦ながらグッドッバを抑えて1番人気に推されていたハッピーゼロが2着。トライアル勝ち馬フェローシップが3着、エジプシャンラーが4着で香港勢が4着まで独占した。


●香港カップ(GI、芝2000m、10頭)
 フランスのヴィジョンデタが中団から差し切ってGI4勝目を挙げた。鞍上はO・ペリエ騎手。勝ち時計は2分1秒86。2着に1番人気のコレクション(香港)、3着に春のクイーンエリザベス2世Cの勝ち馬プレヴィス(イギリス)が入った。
 日本から遠征したクィーンスプマンテは積極的に逃げたものの大逃げは打てず、後続に速めに来られる厳しい展開で最下位の10着に沈んだ。

~レース後の関係者のコメント~
10着 クィーンスプマンテ(田中博康騎手)
「自分の競馬はできましたが、前走みたいに楽にはリードできませんでした。馬の状態は良かったですが、芝が重かった気がします。いい経験をさせたくれたクィーンスプマンテに感謝しています」

(小島茂之調教師)
「思ったより壁が厚かったです。馬の状態はよくなったという手ごたえはあり、自分の競馬はできましたが、敗因は2,000mという距離なのか重い芝のせいなのか、現時点ではわかりません。今後は、繁殖馬として社台ファームで繋養される予定です」


(コメントはJRA発表)


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