曇、良馬場の盛岡競馬場で行われたダートグレード競走・第22回マイルチャンピオンシップ南部杯(Road to JBC、JpnI・1600m・1着賞金5000万円・15頭)は、先手を奪った2番人気のエスポワールシチー(佐藤哲三騎乗)が直線でも脚色衰えず、最後は後続をさらに突き放して逃げ切り、かしわ記念に続くGI(JpnI)連勝を飾った。勝ちタイムは1分35秒4で、1998年のこのレースでメイセイオペラがマークしたレコードに0秒3差の好タイムだった。
終始2番手を進んでいた1番人気サクセスブロッケンは直線で差を広げられて4馬身差の2着、3番手にいたメイショウバトラーがそのまま2馬身半差で3着。トーセンブライトが4着、4連覇を狙ったブルーコンコルドは5着で、JRA所属馬が掲示板を独占した。5着から9馬身離れたマヨノエンゼルが6着で地方勢最先着。
勝ったエスポワールシチーは父ゴールドアリュール、母エミネントシチー(その父ブライアンズタイム)という血統の4歳牡馬で、JRA栗東・安達昭夫調教師の管理馬。昨年は500万からダートで一気の4連勝でオープンまで上がり、明け4歳で初のGI挑戦となったフェブラリーステークスでも4着と健闘し、続くマーチステークスで初重賞制覇。5月のかしわ記念では中団に控える形でカネヒキリ、フリオーソ、ボンネビルレコードなどを破って初のJpnI制覇を飾り、それ以来およそ5か月ぶりの実戦となったこのレースも制してJpnI連勝を果たした。通算成績は16戦8勝、重賞は3勝目。
<レース後の関係者のコメント>
1着 エスポワールシチー
(佐藤哲三騎手)
「逃げる形になったが無理して行かせたのではない。他との兼ね合いによっては2、3番手までは下げるかも、でもそれ以上退くつもりはなかった。
乗っていて速いというか凄いっていう感じがしない馬。速いラップだそうですがそういう感じはしなかったですね。今日も遊びながら走っていて心配は心配だったのですが、このスピードなら追いつかないだろうなと。
かしわ記念のようなレースがこの馬の脚力を一番活かせるだろうとは思うのですが、今はまだいろいろ課題がある。今のうちは気分を乗せて走るような方向性でいきたい。+14kgは太め感もあっただろうが、良い重量感だと思う。
行くか引くか戦法を悩んでいたところもあったので、今日のような勝ち方ができれば選択肢が拡がる。ダート以外も、距離によっては合うんじゃないか。ポリトラックなんか良いと思うんですが。どんなコースでも走れる馬だと思う。いずれこれからも、いろいろな選択ができるだけの力がある馬だと思っています」
(安達昭夫調教師)
「JBCに向かうかもしれないが、秋の大目標はJCダートと考えているので直行もあり得る。いずれ馬の状態を見ながら」
2着 サクセスブロッケン (内田博幸騎手)
「道中かかるような所がなく、ついていけなかった。久々の影響があったのかも」
5着 ブルーコンコルド (幸英明騎手)
「時計が速すぎた。年齢の影響も認めざるを得ない」
(コメントは岩手競馬ウェブサイトによる)
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